ここでの更新は終了しました。 最新は 新船中発策Ⅱ をご覧ください。 https://hayame.coolblog.jp/
お遍路1 #1霊山寺、#2極楽寺、#3金泉寺
お遍路2 #4大日寺、#5地蔵寺,#6安楽寺,#7十楽寺,#8熊谷寺,#9法輪寺,#10切幡寺
お遍路3 #11藤井寺、#13大日寺、#14常楽寺、#15国分寺、#16観音寺、#17井戸寺
お遍路4 #18恩山寺、#19立江寺、#20鶴林寺
お遍路5 #86志度寺 #87長尾寺 #88大窪寺
引田再訪
機関給水トラブル その2
追補 ヨットマンのための天測航法 KH法
六分儀
天測歴が廃止された。何を海上保安庁がや所管官庁が考えているのかと疑いたくなります。 いったん事あればGPSは停止したり大幅な狂いが生じるのは自明のことである。 ウクライナ戦争において盛んに電磁攻撃が双方によりされています。 中国の台湾進攻が近いと云われているのに。
書籍版の発行は売れないであろうことから、それは無理でしょう。 インターネットで天測歴を利用できるようにすることぐらいは大いに可能であり、しなければならない責務である。 再考を願うばかりである。
民間の有志がアマゾンで2023年版を発行しています。 継続していただけることを願うばかりである。
「ぬくもりがらす」による 歴計算研究会 2023年版 4400円 アマゾン
英国版の天測歴は販売されており、日本水路図誌販売の神戸で10,900円です。 078-331-4888 、関東には売っていないのに注意
Soft222さんによる天測暦・天測及び地文航法エクセルのページでは残念なことにダウンロードできないようです。
2023-9-12
2023年 秋巡航
徳島の遍路寺と神社
2023年 秋巡航 航程図
初めは小豆島、小鳴門、徳島、和歌山、淡路島、明石海峡経由で巡航するつもりであった。小鳴門を通峡して撫養に停泊する。徳山へ出端に機関オーバーヒートで停止、2ノットの帆走で徳島は向かった。ホンダワラの吸い込みが原因であったが気力が失せ、和歌山を断念して、今度は鳴門海峡を航行して帰ることにした。
徳島では19か所の遍路寺と天照とえびすさんの誕生地など天皇家のル-ツとされる30余の神社に行くことが出来た。お遍路さんはその後に香川県で17か所を訪ねトータル36か所で徳を積んだ。 昨年の五島の教会といい、カソリック・仏教・神道と多くを訪ねたので、巡航中に入院しても最後には救っていただいている。 アリガタヤ。
青字はお遍路と神社 下線クリックして詳細へ (適宜挿入)
10/13 倉敷・児島到着
10/15(日) ドージャー補修製作開始
10/16 下津井の名曲喫茶へ行く
10/18 オイル交換、燃料とオイルストレーナー交換
10/20 ドージャー製作終了、 宇野へ練習帆船・海王丸を見に行く
10/22(日) 縄梯子の塗装
10/24 ドメステイック・予備リチウム電池に2000wインバーター取付
10/25-27 UW1に上架、 船艇塗料、ペラクリン塗装
10/28 着岸も失敗して船首ポールをぶつけて船首キャビン水漏れ発生
10/29(日) 燃料漏れ点検修理
10/30 ヨット仲間・片岡さん帰京
10/31 ヤンマー部品到着、燃料ポンプ交換
11/1 秋巡航開始 児島―小豆島・坂手
11/2 24の瞳館・映画村へ
11/4 ホンダワラの吸い込みにより機関冷却不足、 撫養―徳島・ケンチョピア
11/5(日) ケンチョピア泊、 JR池谷駅行き、阿波神社、天皇神社、天河別古墳、萩原2号古墳
11/6ー11/13まで ケンチョピア泊、 銭湯、コインランドリー
11/7 坂東捕虜収容所、 徳島城、 #1霊山寺、#2極楽寺、#3金泉寺、#4 大日寺、#5 地蔵寺、#6 安楽寺、#7 十楽寺 #8 熊谷寺、 #9 法輪寺、#10切幡寺
11/8 事代主神社、樫原神社、鴨神社、建夫津神社、熊野神社、伊邪那美神社、倭大國魂神社、 貞光うだつの街並み
11/9 新宮神社、白人神社、神明神社、三木家、東宮御所神社
11/10 忌部神社、山崎忌部神社、御所忌部神社、穂積忌部神社、加茂神社、東道神社、#11藤井寺 (#12焼山寺を除く)
11/11 #13大日寺、#14常楽寺、#15国分寺、#16観音寺、#17井戸寺、 、歯の辻神社、船盡神社、蔵本八坂神社
八倉比売神社 大御和神社 、矢野古墳、豊国神社 八鉾神社、賀志波比売神社、津ヶ峰神社、
11/12 (日)法谷寺、常厳寺、 宅宮神社、熔造皇(ようぞうのすらめ)神社, 八人塚古墳、経塚大権現、
11/13 、#18恩山寺、#19立江寺、#20鶴林寺、
11/14 徳山―鳴門海峡―引田再訪
11/15 引田泊 馬宿・聖徳太子生誕地
11/16 引田泊、 JRで徳島池谷駅行き、大麻比古神社、ドイツ館、 天村雲神社、 芦稲葉神社、稲荷神社
11/17 引田泊 JRで徳島勝瑞駅行き、住吉神社、応神町、仁徳橋 、 藍の館
11/18 引田泊 JRで志度駅行き、#86志度寺 #87長尾寺 #88大窪寺
11/19(日) 引田泊、JRで屋島駅行き、 #85八栗寺、 #84屋島寺 屋島城
11/20 連れ合い引田着 温泉
11/21 引田―高松
11/22 高松市立ヨット競技場泊、JRで八十場と国分行き、#79天皇寺、#80白峰寺、 #81國分寺、 #82根香寺。#83一宮寺
11/23(祭) 高松―宇野・再訪、 たまの湯
11/24 宇野伯 直島へフェリーで行く、直島見学 、たまの湯
11/25 連れ合い帰る。 宇野ー母港児島着
11/26 メインキャビン後片付け
11/27 後片付け、 フェンダー修理
11/28 下津井船具屋行き、 船外アース金物変更製作
11/29 フォクスル漏水修理
11/30 JR宇多津、多度津、金蔵寺、善通寺駅へ、 #78郷照寺、#77道隆寺,#76金蔵寺、#75善通寺, #74甲山寺、#73出釈迦寺
#72曼荼羅寺、#71弥谷寺12/1 秋巡航終了、埼玉自宅へ帰る
2023-12-2
ヨットで航くお遍路 同航2人
ヨットで訪ねるお遍路を計画してみました。 徳島で#1から#20まで行き、香川に戻って#88から#71までは今年に達成です。最初と最後は押さえました。
来春には逆回りで四国を一周して徳島へ行くつもりです。来年は何年かにひとつの逆回りにふさわしい年にあたるそうです。 その際には空海さんに会えるのチャンスがあると聞く。 しかしヨットの海上まで空海さんはは来てもらえないでしょう。
お遍路1 #1霊山寺、#2極楽寺、#3金泉寺
ケンチョピアからバスに乗り徳島駅に着く。JR高徳線・鳴門線に乗って池谷駅で下車。そこから徒歩で#1霊山寺#2極楽寺#3金泉寺を訪ねた。
同行の外国人が多いのに驚く。彼らと信仰の無い・薄いのは爺とて同じであるが、それにしても3-4割ほどが外人でないかと思われる。 徒歩の人は少なく日本人は車の人が多い。外人は観光バスでもなく徒歩であった。
お寺の配置は本堂、太子堂、多〈2-5〉重搭が基本的な造りになっている。納経所がありそこで300円で御朱印がもらえる。 宿坊を持つお寺もあるようだ。
#1霊山寺
ここは発願の寺になる。四国のお寺によくあるケースであるが天正年間に長曾我部の四国制圧の戦乱で多宝塔を残し焼けた。
霊山寺入り口
多宝塔
#2極楽寺
安産にご利益があるという。
極楽寺山門
本堂への石段
#3金泉寺・こんせんじ
空海がここを訪れた時に井戸を掘り霊水が出て水不足を解消したので寺号を金泉寺にした。
本堂
多宝塔
2023-12-4
お遍路2 #4大日寺、#5地蔵寺,#6安楽寺,#7十楽寺,#8熊谷寺,#9法輪寺,#10切幡寺
JR坂東駅で下車して#1霊山寺から#3金泉寺まではお遍路道を歩く。この後も車の行きかう道路以外に昔のお遍路道が丁寧な案内板を見ながら進むように整備されている。獣に出会うような狭い山道や田んぼのあぜ道もあるけれど。 また、徒歩だと地元の人から「お接待です」といわれいろいろなお気持ちをいただける機会がある。
#3金泉寺へタクシーを呼び#10切幡寺までは車で参詣した。 老体ではそれ以上は歩けなかった。
#4 大日寺、黒巌山・遍照院 注)#13大日寺 大栗山・華蔵院
大日寺 入口
本尊の大日如来は空海が彫造したというが、15世紀に再建された。
本堂
#5 地蔵寺,
本尊が勝軍菩薩像ゆえか義経や蜂須賀家から大事にされていた。
本堂工事中
#6 安楽寺,
天然温泉を備えた宿坊がある。(未確認)
多宝塔
#7 十楽寺,
苦しみを除き10のたのしみを得られるように名をつけられた。
本堂
#8 熊谷寺(くまたにじ)
近くの谷で空海が修業していたところ、熊野権現が現れ、金色の観音像を授けられて、自ら刻んだ千手観音菩薩にそれを収めて本尊とした。昭和になって本堂とともにそれは焼けた。
多宝塔 四国最古にして最大
大師堂
#9 法輪寺,
山門
ここも長曾我部により焼失したという。 空海は仏の使いとされる白蛇を見つけた。釈迦の涅槃像を彫造し、本尊として寺を開基した
#10 切幡寺
本堂
空海が、着物がほころびた僧衣を繕うため機織の娘に継ぎ布を求めたところ、娘は織りかけの布を惜しげもなく切りさいて差し出した。父母の供養のため千手観音を彫ってほしいとのことであった。そこで、その場で千手観世音菩薩像を刻んで娘に灌頂を授けたところ、娘はたちまち七色の光を放ち即身成仏して千手観音の姿になったという。
大師堂
2023-12-10
小鳴門通峡
鳴門海峡を通航する機会は今までに4-5回あり慣れてきたつもりである。 しかし、小鳴門は通ったことが無いので一度通ってみたいと思っていた。
小豆島の坂手より小鳴門に向かう。 その入り口へは小鳴門新橋が遠くから良く見えて良い目標になる。 そこへは、入り口付近の定置網やトロールタイプの引き網の漁船の進路を避けながらの航海になる。 通峡時間は流速の大きくならない連れの時間を選べ場良い。 その時間は本当の鳴門海峡の通航時間と同じものになるであろう。
今回の通航は川を航行するのと変わらなかった。 シングルハンドでは周囲を見張りながらのハンドでの舵取りで、オートを使うことも無かったので余裕が少なく楽しめ無かった。 狭い川であるのに余り通航を意識していない位置に網が設置してあり、それらの障害物が散見されるので、あまり気が抜けない。 地元の漁船は南北の片方へ行くのみなのであろう、通して全て通り抜ける発想がないので、このような抜けがたい状況になったのであろう。
小鳴門の最大の難関は下図の鳴門競艇場付近であろう。 小生はここを想定してこなかったので土壇場で悩んだ。それは小鳴門橋(23m)と撫養橋(23m)の下を抜ける時に、競艇場の近くを通るのか、それとも大毛島(淡路島方面)に向かうのかの直前での選択を迫られた。 狭く見える競艇上に接近して通航することにした(下図赤線の航路)。 正解であった。 後で詳しい人に聞くと反対側は浅いところがあり年に何艇かが乗り上げるのだそうです。 どうしてこの位置に競艇場を作ったのかとクレームしたくなる位置、小鳴門に1/3程突出して造られた位置にそれはある。 案外に近寄っても水深はあるのだが。
また、後で聞いたのだが、小鳴門にはホンダワラが群生する場所があり注意を要するとのことである。 小生は今までに、春の時期にさんざんこの海草がペラに絡まり難儀をした。 秋の時期にはそれを目にすることも無く安心して航・好走していた。 撫養で1泊し翌朝に徳島へ向かう途中でホンダワラが詰まりオーバーヒートを起こしエンジントラブルになった。 これも通峡の注意事項の一つであろう。
小鳴門海峡図
故鳴門南入り口付近、 前方に新小鳴門橋が見える
鳴門競艇場付近の航法
2023-12-15
坂東捕虜収容所とドイツ館
案内板
JRの坂東駅から徒歩10分位でドイツ村公園・坂東捕虜収容所跡へ行くことができる。 ちなみに、そこへ行く途中にお遍路一番札所の霊山寺へ立ち寄ることができます。
ここで以前に 「松江豊寿 坂東俘虜収容所」 採りあげている。 そこが、今回の2023年秋巡航において是非とも徳島で見たい場所のひとつであった。 念願が叶ったと云えよう。 実際にここへ来てみると、意外にその施設跡はこじんまりとしたものであった。 1000人のドイツ兵捕虜が暮らしていたとなると、尚更らであろう。 これまでの世界史上で、ここ以外に未だに実現していない捕虜の人道的処遇の跡地である。 ドイツ人俘虜はこの地域の人々と様々に交流し、その結果、日本においての年末恒例行事となったベートーベン第9交響曲の初演の地となったのも当然のことである。
兵舎第5棟跡
俘虜慰霊塔
古写真によると、敷地内の小さな湖であるが、ヨットを作って捕虜が楽しめたのかと思われる。
ドイツ館
付近にある鳴門ドイツ館ではこの収容所の展示がされていて、宿舎の模型などもあり当時の生活を詳しく知ることが出来る。
ドイツ館
展示 第9の演奏
2023-12-17
お遍路3 #11藤井寺、#13大日寺、#14常楽寺、#15国分寺、#16観音寺、#17井戸寺
#13番大日寺より#17井戸寺へはお遍路道を歩くことができる。 途中ですれ違う地元の人にお接待ですと云われお菓子をいただきました。徒歩だとこのような醍醐味を味わうことができる。「娘が小生の近くに住んでいる」などとの会話があり。地元の人とのふれあうことも出来ます。
頂いたなつかしいグリコのビスコ
#11藤井寺・ふじいてら
#10切幡寺とここ藤井寺とは距離はあるので、#10で一区切りをつけ別の日にこの寺へ行った。川島城よりタクシーでここに来ましたが、最寄りのJRは鴨嶋駅になる。815年に空海が薬師如来像を刻んで堂宇を建立。ここも戦国期に長曾我部により焼失している。 残念ながら小生が訪れたのは11月になってしまいました。今年は炎暑が続いたせいか紅葉を見ることが少なく、やはり、春の藤の季節がオススメのようである。
山門
本堂
#12焼山寺へは山越へのお遍路道になり、次春まで楽しみを残した。そこへは神山町から近道で行くことになるだろう。
#13大日寺
#4大日寺と同名である。 順番に巡ることになるので、間違えないと思う。 徳島駅からバスで神山方面で一宮札所前で下車すぐである。 今回はお城めぐりを封印したので、訪ねなかったが、一之宮城跡がすぐに在る。
大日如来のお告げを受けて空海がそれを彫像して堂へ安置したという。
本堂
県道21号線・バス道より眺める、 一宮神社と向かい合わせ
#14常楽寺
13番大日寺より徒歩2.3kmで14番常楽寺に向かった。 88ヶ所で弥勒菩薩を本尊とするのは当寺のみである。山門はない。 境内は起伏のある流水岩でできている。
本堂
境内
#15国分寺
14番常楽寺よりは徒歩圏である。阿波国分寺跡に建つ。聖武天皇により建立、皇后との位牌が残る。 特別に金色のお寺を建てた。七重の塔を持つ大伽藍であったが、ここも長曾我部の兵火で焼けた。その後廃寺であったが1741年再建された。
「全国の国分寺で金色院は徳島だけ!なぜ聖武天皇は徳島だけに金ピカの寺を建てた?
https://www.youtube.com/watch?v=3X8ypVr27CA 20分
山門
本堂
#16観音寺
15番常楽寺より徒歩圏。 JR府中駅へ徒歩16分。
816年(弘仁7)頃に空海がこの寺を訪れ、本尊として千手観音像、脇待(きょうじ)として不動明王像と毘沙門天像を自らの手で彫り、安置したという。
山門
本堂
#17井戸寺
JR府中駅より1.2kの徒、16番観音寺より3k弱。 名称のごとく空海が掘った井戸がある。そこを覗き込んで自分の姿が写らなければ、3年以内に災いがあるという。それで小生はで覗かなかったのではない。 夕方になり先を急いていたのだろう、存在を気が付かないで通り過ぎてしまった。
お遍路に慣れたこの頃は、 御朱印をもらうことばかりに気が入ってしまう。その欠点が露呈したかな。 どこの納経所でも午後5時以降は御朱印がもらえないので注意しなければならない。
山門
本堂
聖徳太子が作ったとされる七仏薬師如来を本尊としています。ここは聖徳太子の居場所の上宮とされる場所と云われています。
2023-12-21
お遍路4 #6安楽寺、#19立江寺、#20鶴林寺
小松島―阿南 周辺図
#17井戸寺より17㎞程度あるので徒歩のお遍路は大変です。 小生はJR牟岐線で中田駅下車して豊国神社に立ち寄り恩山寺まで歩きました。
#18 恩山寺
山門と遍路道
仁王門・山門の前の道はお遍路道になっており、横の近代的な道に沿って本堂まで雰囲気のある古道が続いていた。
恩山寺
#19 立江寺
恩山寺より立江寺mでのお遍路道は醍醐味がある。義経がこの近くの海岸に上陸して屋島に向かった道はお遍路道とは別に義経ロードとして整備されている。 ここで平家に備えて弓の弦を張った場所とか解いた場所の表示板などが見られた。
お遍路道
入り口
本殿
#20 鶴林寺
23ある阿波の霊場のうちで、一に焼山(12番焼山寺)、二にお鶴(20番鶴林寺)、三に太龍(21番太龍寺)といわれる難所の一つだそうです。
それゆえに、いささか頑張りの無い老生は立江寺にタクシーを呼びここに向かった。 阿波の今年のお遍路はここで打ち止めとした。 来年にまた来るつもり。 ヨットで帰路につく。香川の引田と高松にに立ち寄り、そこから88番大窪寺より逆回りすることになる。
山門と六角地蔵堂
三重塔
2023-12-28
直島
直島は近くの倉敷を母港にしている割には訪れたことが無かった。 それは瀬戸内芸術祭の時はもちろん、ヨットの停泊地を探すのに苦労させられると感じていたからだ。
案の定11月にもかかわらず、バースの予約を入れると空が無かった。 それで宇野海の駅に停泊した。 そこからフェリーにて直島へ行くことになった。 コロナ明けで観光客は多く、外人客が半分ほどいた。 瀬戸内の孤島でも外国から来るのかと思わされ、広報に成功したのでしょう。
島内バスで島を廻った。 平坦地が多いようなのでレンタサイクルも良いようです。 目玉と思われる地中美術館は予約が取れず見られなかった。 他のものはこじんまりしている。 その展示作品の質は、個人的感想ですが、感動を得るものが少なかったように思う。
誰もが知っている水玉模様
野外展示物
直島は天領であったので、他所と比べると税も安く規制も緩やかだったようで、小島でも文楽が許されていてその伝統が残った。当時はその公演の際には、他島から船で押し寄せる状況であったという。
幕府直轄領であった
直島女文楽
2023-12-31
直島ヨット泊地
宮ノ浦港と本村港のヨット泊地がある。 訪ねた時には西風が強い時であったので、共に注意が必要です。 穏やかな時が良いように思われる。宇野からのフェリーの便も多いので、宇野停泊も考慮するべきであろう。
青丸は候補地
赤矢印は候補岸壁側
青丸は候補地
赤矢印は候補岸壁側
お遍路5 #86志度寺 #87長尾寺 #88大窪寺
香川県88ヶ所地図
徳島ケンチョピアより鳴門海峡を通峡してヨットにて引田に入港しました。 徳島で19ヶ所をお遍路して、今度は香川県を廻ります。
#86 志度寺
JR志度駅かあるいは琴電志度駅から近く徒歩で行ける。 また、ヨットでも近くの志度港に停泊して行くことが容易です。 藤原不比等の海士伝説ゆかりの寺という。 山一つ越えれば藤原氏の阿波の発生地があり、ここに藤原氏由縁の寺があるのには納得です。 お遍路の寺でも5重塔があるのは大きな勢いのあった寺であろう。
仁王門 大きな草鞋
本堂
五重の塔
#87 長尾寺
志度寺からタクシーを使ってしまったが琴電長尾駅からも近いようである。歩き遍路も可能である。
長尾寺は739年(天平11年)年行基が本尊の聖観音菩薩を刻んで安置した。源義経の側室の静御前が出家得度したお寺と言われる。
大師堂
本堂
#88 大窪寺
八十八ヶ所結願(けちがん)の霊場「大窪寺」。徳島からヨットを引き返したので逆回りになち最後の大窪寺へお参りすることになりました。後で気が付くことになりましたが、杖が多く立てかけてあるところがあり、ここで巡礼に使用した金剛杖を返還するための物のようです。
古くから女性の参拝を許していたので、「女人高野」と言われている。
山門
本堂
2024-1-11
引田再訪
2019年に引田を訪れたことがあり、今度は徳島からの帰りに再訪しました。東風が強く5日ほど滞在して、ここから香川県のお遍路寺を巡ってきました。
引田周辺図、 温泉、スーパー、DIYコメリ、コインランドリー、駅
前回停泊した漁協前のT字桟橋には常時係留漁船がいて手狭になっていたので、コーナーを曲がった空位置に停泊しました。 ここは漁協で経由・ガソリンが補給できます。 スーパー、コインランドリー、DIYコメリは泊地より徒歩7-8分です。 温泉は15分位かかります。
朝ドラのヒロインであるブギの女王・笠置シズ子さんはこの町の生まれです。
青矢印は前回の停泊地
馬宿地区には聖徳太子の生誕地といわれ、また。藤原不比等に関する神社・住吉神社(山王宮)がある。
山王宮
2024-1-20
ケンチョピア・徳島
赤丸はケンチョピア、 青丸は泊地候補、 錨泊は緊急泊地
鳴門の撫養を出て機関冷却トラブルでメインのみの帆走に落ち入る。入港前に再始動させると1000回転程度にすると継続的にエンジンは使用できるようであった。 最悪に帆走のみの徳島入港の時には、大型フェリーの乗場のある、ちょっと大きなスペースへ錨泊するつもりであった。 幸いにも2-3ノットで県庁前のケンチョピア海の駅に着岸することができた。
ここは自主管理のポンツーンのようです、電気・水もとれます。 最後に出港する時にここは、自分で停泊料を計算して所定の場所に置いておくと云う艇長を信頼してもらえるシステムになっている。 すぐ近くのコンビニ利用が条件で泊地代が安く(1000円)なっている。 3-4日の期間の利用が想定されているようであるが、小生はお遍路寺と神社めぐりで10日を超える利用をさせていただいた。 それゆえに出港前に、スマホに苦情の連絡をもらうことになってしまい、大変な迷惑をおかけすることになった。 お詫びいたします。 満足のゆく徳島を、楽しませていただきました。ありがとうございました。
県庁前の好立地でJRの駅に行くのにも、お風呂、スーパー、コインランドリー利用にも便利であった。バスで徳島駅に行くことも出来ます。
2024-2-12
機関給水トラブル その2
その1 2023-8-27
冷却水ポンプ交換 2019-6-29
赤丸は緊急錨泊候補地 徳島港
2023年春巡航で佐賀関を出てすぐに警報が鳴り,冷却水トラブル(機関給水トラブルその1)が起きた。 ケンチョピアへ着岸してからの修理で判明したのであるが、詰まったものが違うが前回と同じエンジン位置での故障であった。
キングストン・冷却水取入れバルブからビニールパイプが来てエンジン側の冷却水ポンプと続がっている。 このポンプの繋ぎをはずす。 するとビニールパイプからわずかに海水が漏れ出る。 まだ水面下の海水と続がっているので当然であるが。キングストンバルブを締めることもなく上に持ち上げる程度でパイプからの海水は止まった。 そこには20cm程度のニラのような細長い海草が詰まっていた。 パイプを口をつけて噴き出してみる。ゴボゴボと排出音がしたので、そこから艇外への詰まりはないようであった。 パイプを繋いでエンジンを始動して回転数を上げしばらく運転して様子を見る。 警報音が鳴らないので直ったようだ。 ポンツーンンから艇外への排出水の出具合をチェックした。これも問題ないようである。
原因は小鳴門の水路でホンダワラを吸い込んだようだ。 海水ストレーナーをエンジン前に設置していればトラブルは起きなかったかもしれません。 瀬戸内ではゴミを吸うトラブルには気をつけるようにアドバイスを受けていたが、そのトラブルは購入後の7年目にして初めて経験させられました。 高松港で同型ヨットが陸置きされていたので吸水口を確かめるとメッシュが施されておりゴミ対策はなされていた。 年式の違いかその艇のハルには取り付け用のクボミがありメッシュが付けられるようになっていた。
航海中のつまりによる吸水トラブルは大変なので、我がヨットにはシンクの吸水からビニルパイプを機関冷却水ポンプへ繋ぐホーッスを用意はしていたが今回は事前のトライアルもしていなかったので役に立ちませんでした。 事前の訓練は大事とは分かっているつもりだけれど出来ていません。
今回は警報が鳴り、機関を止め、ジブを出そうとするがジブが出ない。 メインもやっとのことで上げてセ-リングするが2-3ノット。数日前に予備の2馬力船外機をブランケットから外れて海水に漬けてしまったのでこれも始動できず。 トラブルは悪い方に傾くのが常のようです。 何重にもトラブルが重なって最悪の事態を迎えることになるのでしょう。 幸い陸からのアビームの風でリーショアの心配もなく徳島港の入り口まで走れた。 そこで最小回転の機関始動ができたので、ケンチョピアの着岸まで事なきを得た。 人生の最悪の事態を免れる残り少ない運を使ってしまった思いである。
2024-2-10
坂手・小豆島
赤丸は 坂手、 青丸は泊地候補、 映画村除く、
前回は池田港のポンツーンに着けて、小豆島を堪能した。 今回は坂手に着けて24の瞳の映画村とその作者の坪井栄の生誕地を訪ねた。
ジャンボフェリーが坂手より神戸と高松へ就航している。
赤丸 係留ポンツーン、 青丸 係留候補岸壁、 待合室で入港手続き
坂手のポンツーン ここへ係留した
フェリーの待合室で入港の手続きをする。 1泊2000円程度である。 水、電気、買い物、給油、お風呂は近辺にはないようである。 コンビニなど店もないようである。 停泊以外は期待できない。
坪井栄生誕地 役所の分所の女性にここを訪ねた、分かりにくい場所である
2024-2-14
撫養・鳴門 ヨット泊地
赤丸は係留地、 青丸は候補地、 航路は青線
小豆島の坂手から小鳴門を航行して鳴門撫養に入港した。 鳴門海峡を避けて小鳴門を走ったわけである。 予定していたx岸壁には内航船の本船が係留していてその前後の空いたスペースに着けることになった。 常時にその位置は何らかな本船がいると思いそこを空けておいたほうが良いように思われる。 赤丸の実際に着けた地点はもやいロープを取ることに工夫が入り、万全とはいかなかった。 橋を越えた岸壁を考えたほうがよいかもしれない。
スーパーマーケットは近くにあり、買い物には便利である。 この撫養川を登るとほどなくJR鳴門駅があるようだけれど、この地の見学予定は係留地が満足のいくものでなかったので諦めて、予定を早めてケンチョピアに行くことになった。 翌日にはここを出港した。すると船尾から白煙が上がり警報音が鳴り、機関給水トラブルに巻き込まれて難儀することになるとは。
小鳴門と鳴門海峡
2024-2-16
高松市立ヨット競技場 高松ヨット泊地
赤丸は係留場所
高松のヨット泊地を考えてみた。 高松市立ヨット競技場を利用するには事前予約が必要です。名前のとおりデインギーノレースを主体に営業されているようで、レースのある休日には特に注意がいる。 うねりが入りやすく天気にも留意をする、
ここの管理の方は親切で休日利用にも配慮がなされた。 すぐ隣に民間の高松マリーナがある。 そこはビジター利用には熱心ではなさそうである。
青丸は係留候補地
上図は高松港のヨット停泊候補地である。 実際に停泊しての赤丸報告ではないので。事前にニューペックなどで水深の調査をしておくとよいだろう。
風向やウネリの方向により、快適な場所をさがす必要がある。 また、他の停泊地として女木島や庵治、立石、志度なども考慮する。上図は高松港のヨット停泊候補地である。 実際に停泊しての赤丸報告ではないので。事前にニューペックなどで水深の調査をしておくとよいだろう。風向やウネリの方向により快適な場所をさがす必要あり。 また、女木島や庵治、立石、志度なども考慮する。
女木島 ポンツーン 観光案内所へ申し込み 2000円程度
2024-2-18
宇野再訪
赤丸は海の駅停泊地
高松から直島に停泊するつもりでいたが、あいにく東風が強く、おまけに停泊予約が満杯のようで取れなかった。それゆえに、直島と荒神島間の水路を通り右目で直島港を眺めながら通過して,宇野・たまの海の駅に停泊した。 ここは6年ほど前に着けたことがある。 当時は数百円以下の低額利用料であった。 今回は2000円程度かかった。 電気水道はとれない。 おまけに管理が厳しくなったようで、台風時にも緊急避難でも
難かしそうである。 近くの温泉たまの湯も高めの利用額設定になっている。
ポンツーンにあった注意書き
地図の海王丸の岸壁に停泊
ここへ来る1か月ほど前に海王丸の一般公開が行われていた。倉敷でお世話になっているNさんに連れられて見に来た。公開は終わっていたようで乗船見学はできなかった。 船員志望の大学や高専が少なくなっている。 帆船は美しい、老生には高いマストに登るのは若い時でも無理ゲーである、それでも、いつまでも維持・運航してほしいものだと思う。
2024-2-20