ここでの更新は終了しました。 最新は 新船中発策Ⅱ をご覧ください。 https://hayame.coolblog.jp/
ヨットのための海の駅と泊地 更新終了
ヨットのための海の駅と泊地 その2 最新の更新
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項目
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下蒲刈ヨット泊地
黒島・佐世保 ヨット泊地
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佐世保
三角 ヨット泊地
座礁 野間池
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宇土マリ-ナ
阿久根 海の駅
天草 牛深 海の駅
大江 大江天主堂
ホンダワラのペラへの絡み その2
今春の隠岐へ行くクル-ズでは、関門海峡を抜け山陰沖を往復した。 まず、新門司マリ-ナでペラの点検して潜り,そこまでの瀬戸内での航海でプロペラにホンダワラが絡んでいないことを確認した。
我がヨットは関門を抜けて蓋井島をめざした。潮の影響を受けているのかと2-3ノットにスピ-ドが落ちていても気に留めなかった。向かい風の影響も受けていたので。 蓋井島が真近に見えても接近できない、1ノット過ぎしか航走していない、さすがにあきらめて南風泊へ反転した、追手になったので2-3ノットで無事そこへ入港することができた。 それでもペラの絡みにに気が付かず、翌日は角島へ向かう。朝5時出たのに機帆走で3ノット程度であった。夕方にになってやっと着くことが出来た。さすがに、ホンダワラのペラ絡んだのが原因だとして潜って取り除くことになった。 ペラの形が見えないほど絡んでいた。
それ以来走るたびに点検も兼ねて潜るハメになった。ひとつかみで済むこともあるが通常5ノットの艇速が1-2ノットの減速を余儀なくさせるほどの量であることが多かった。
取り除く方法も進化した。 ロ-プを両舷から伸ばして錘を結び、それを船底のプロペラ下に置く。そのロ-プをたどってペラにたどりつく方法で潜っていた。 老人には体力のいる作業であった。 ソフトウエットスキンを着てウエイト無で潜るので浮力が増えて、泳ぎのヘタな小生にはこのロープをたどる方法でしか上手く潜れない。 従い今までは5回も潜るハメになると、気力が失せ、その先のクル-ズを諦めることになったことがある。
今回は縄はしごを用意し、それを舷から吊るし、そのハシゴを下りてぶら下がり、サイドから覗いて長柄のカマやカギ手でホンダワラを取り除く方法を試した。それにはハシゴが安定しない欠点があった。 ハシゴに錘を着けると少しは作業がし易くなった。 試していないが、アルミの脚立だと良いと思われるが、それを使わない時にヨット上に脚立を収納するのには難がある。
今回たどりついた結論は、船尾にあるスイミングラダ-から下りて潜り、ラダ-をつかんでひと押しするとちょうどその反力でプロペラにたどりつくことである。これだと、体力を要しないので潜ることが気にならないことになった。今回の15回以上の潜水に耐えられた。
ホンダワラが絡むことが多い原因は、今年は例年になくホンダワラが多いからか、瀬戸内では気にならないので、九州と日本海の生息場所が問題なのでしょうか、 また、ロングキ-ルやセイルドライブだと少ないようなので、わが艇のようにフィンキ-ルとシャフト艇ではキ-ルに当たった藻がちょうどペラに絡みやすいのであろうか。
機走中の減速は特に春先にはホンダワラによるものと思うべきであろう。瀬戸内と狭水道でもない限り潮が原因ではないと思い知らされた。
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温泉津で取り除いたホンダワラ
ホンダワラのプロペラへの絡み その1 2019-07
http://endyachts.sblo.jp/article/186259852.html?1659809916
2022-8-7
山陰のヨット泊地
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隠岐巡行で立ち寄った港、 番号は訪問順
山陰の主要港と補助港 詳細
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今回の隠岐巡行では、ホンダワラがプロペラに絡み、毎日のように老体に鞭打って潜るサンザンな目に会った。春から夏の時期しか問題がないのかもしれません。 シングルハンドでは航海中に潜る作業をするわけにもいかず、近くの港をさがすことになる。 小生の年では、残り少なくて、もう一度この方面に来ることは無いかと思われる。 補助港は実際に訪ねた港の報告とはいかないので、今後の参考になればと思いここに取り上げました。
主要港とは諸風を防ぐ安全と思われる港
補助港とは北風系や南風系のどちらか一方に対して安全と思われる港
(注、個人的な見解なので、ご自身でご判断・検討してください)
下図において 停泊場所 赤丸は実際の係留場所 青丸は候補地 x印は係留にふさわしくない場所 ? は注意
漁港サイズ LL 巨大、 L 大きい、 M 中ぐらい、 S 小さい、 SS 小さい船溜まり
避ける風向 諸 諸風を防ぐ港、 N 北風系を防ぐ港、(北風で入港) S 南風系を防ぐ (南風で入港)
港名 港域図 港サイズ ・ 各論 ・ 避風方向
赤は実際に入港した港
1. 関門海峡から角島
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関門海峡から角島
関門海峡
六連島 港域図 S ・ ・ N
安岡 港域図 SS ・ ・ N ・
吉見 港域図 M ・ 水産大学校の泊地もある ・ N
吉母 港域図 S ・ 槍付けになるかも ・ N
蓋井島 港域図 M ・ ・ N
室津下 港域図 S ・ 旧フィシャリ-ナ ・ S
涌田・黒井 港域図 S ・ 余地がなさそう ・ N
川棚 港域図 S ・ 凪のときに利用 ・ S
小串 港域図 S ・ ・ N
湯玉 港域図 S ・ ・ N
二見 港域図 S ・ 大雨は不適 ・ N
矢玉 港域図 S ・ 大雨の時は不適 ・ N
和久 港域図 SS ・ ・ S
特牛 港域図 M ・ 港域は南北2つあり広いが適当なもの少ない 諸 西風弱し
角島 L ・ ・ 諸
2. 角島より仙崎、萩へ
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角島より仙崎、萩へ
島戸 港域図 S 東寄りの陸風が適 ・ S
大浦 港域図 S ・ N
伊上 港域図 S ・ S
黄波戸 港域図 S 西風 適 ・ S
湊(仙崎) 港域図 S 東風 適 ・ S
通 港域図 M ・ 諸
萩 M 萩マリ-ナなど ・ N
3. 萩より江崎へ
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大島 港域図 M ・ N
長戸大井 港域図 S 東風 適 ・ N
大井浦 港域図 S ・ S
奈古 港域図 M 陸風東 適 ・ N
宇田郷 港域図 S ・ N
尾無公 船溜まり SS 凪の時 ・ N
須佐 L ・ 諸
江崎 L ・ 諸
4. 江崎より浜田へ
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江崎より浜田へ
飯浦 港域図 SS ・ S
戸田小浜 船溜まり SS ・ S
益田 港域図 M 川港でお勧めできない、混雑 ・ S
石見津田 船溜まり SS ・ S
大浜 港域図 S 西風 不適 ・ 強風はどの風向でも 不適
三隅岡見 港域図 M 西風 不適 ・ S
三隅 港域図 L 顕著な発電所 ・ S
浜田 LL 広大な港域を持つ ・ 諸
5. 浜田より温泉津へ
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浜田より温泉津
浜田国分 船溜まり SS 西風 不適 ・ N
波子 船溜まり SS 西風 不適 槍着け ・ N
江津 港域図 s 大雨注意 ・ N
黒松 船溜まり SS 西風 注意 ・ N
福光 船溜まり SS 西風不適 槍着け ・ N
温泉津 S 西風系ウネリ入る ・ S
6. 温泉津より十六島へ
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温泉津より十六島へ
仁摩 港域図 S ・ S
宅野 船溜まり SS ・ N
五十猛 港域図 S 港は狭いが諸風を防ぐ ・ 諸
太田 港域図 M 内港は満杯か ・ N
久手 港域図 S ・ S
久手羽根 船溜まり SS ・ N
多伎 船溜まり SS 小さすぎる ・ S
出雲小田 船溜まり SS 小さすぎる ・ S
出雲大社 港域図 S 槍着け覚悟 ・ N
日御崎 船溜まり ss 小さい ・ S
宇龍 港域図 S 余地が少ない ・ 諸
鷺浦 SS ・ 諸
十六島 LL ・ 諸
7. 十六島から七類へ
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十六島から七類へ
釜浦 船溜まり SS 小さい ・ S
塩津 船溜まり SS 小さい ・ S
三津 港域図 S ・ S
小伊津 港域図 S ・ S
板浦 船溜まり SS 時化て他に逃げ場のない時 ・ S
地合 船溜まり SS 翌日も凪のときのみ ・ S
魚瀬 船溜まり SS ・ S
恵雲 港域図 L 大雨注意 ・ 諸
片旬 船溜まり SS ・ S
島根原発 接近禁止
御津 港域図 S ・ S
加賀 港域図 M ウネリ注意 ・ S
瀬崎 港域図 S ・ S
笠浦東・西 港域図 S 東西の風向により洗濯 ・ S
稲積 船溜まり SS 西風不適 ・S
菅浦 船溜まり SS 北風注意 ・ S
片江 港域図 M 空き少ない、 槍着け ・ 諸
8. 隠岐諸島
島後
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西郷 LL 南西風 ウネリ入る ・ 諸
島前
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島前のヨット泊地
中の島
菱浦 L 風は抜けるがウネリは入らず ・ 諸
諏訪 L 北風注意 ・ 諸
西ノ島
別府 S ウネリが入る ・ N
浦郷 M 使用されていないフェリ-岸壁 ・ N
知夫里島
来居 S 南西風ウネリが入る ・ S
知夫漁港 M ・ N
1. 南風泊(はえどまり)
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南風泊 赤丸は停泊地
新門司マリ-ナにて日本海北上への好天気を5日も待つた。 このマリ-ナでは運が無く、訪れるたびに多くの待機の日を過ごすことになる。 Windyを眺めつつ機会を待つ。 それまでの北西系統の向かい風がやっと収まった。 翌日からは待望の南東系の風が吹くことになる。
出港当日は、まだ期待の風は吹いてはいなかったが風力2-3の向かい風の状況であった。 関門の潮を待って転流から追潮で通狭、船も少なく無事通過した。 六連島を通過したころから船足が3ノット程度に減速した。 潮が変わって向かいになったか、親潮の影響でも受けているのかと思っていた。
今日の予定は室津である。 北西の風が吹いているので室津ではウネリが入り、 停泊に不安を覚えたので、蓋井島へ行こうと考えを変えた。 午後を過ぎて向かい風が強まって白波が立つようになった。
蓋井島に1マイル程にやっと接近したが、船速は1-2ノットである。 いつまでたっても島にたどりつけない。 いよいよ諦めて反転する、追い風にして南風泊(はへどまり)漁港に向かうことにした。
今回は下調べが不十分であったのでそれに変わる漁港を知らない。 古い話になる、南風泊は30の時に、はや45年も前になるのであるが、その記憶にすがって訪ねることにした。 追手3ノット強で夕方までにはそこに着くことができた。
しかし、昔の面影があるはずもない。 ニュ-スを見て憶えておられる方もいると思いますが、ここは漁協でのトラフグのセリで有名です。 袋に手を突っ込んで見えないように指値を知らせてセリを競う画面がフグのシ-ズンの見せ場である。南風泊は日本のフグの集散地である。 フグの加工工場が漁港近くに多くあるようでその匂いが立ち込めている。
シ-ズンで無かったのでしょう。 近代的に改修された岸壁は大きく空があった。 給油にスタンドまで空タンクを抱えて20分ほど歩いて行ったのですが、帰りは親切にも店員さんが来るまでヨットまで送っていただきました。 買い物と銭湯は不明です。
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関門海峡から蓋井島
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六連島 ここに停泊できるという
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南風泊の港入り口
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南風泊 停泊地
2022-8-25
2. 20. 角島
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角島漁港 赤丸は停泊地
角島は今回の隠岐巡行で2度お世話になった。 最初は南風泊からホンダワラのペラの絡みの減速で悩まされながらも午後に入港した。給油を終えると夕方になった。 それからソフトスキンを着て潜ったのだけれど、ホンダワラをプロペラより取り除く作業が終わった時には寒さを感じて震えがきた。 15回近くも潜った今回の中で一番キツイ思い出になる。
角島は本土と橋(18m)で続がっている。 橋を航行したことがないけれどNew Peck スマ-トで見てみると浅いところに注意が必要です。 沖は吹かれていても港近くに来ると収まるので避難港になると思われる。 関門を抜けて潮が良ければ一気に角島へくることができる。2度目の寄港の時にはここを出て新門司マリ-ナまで行くことが出来た。
角島漁協では給油ができる。最近は給油できる組合は少なくなった。 購買所があるけれど、付近に商店が無い割には品数が少ない。 パンと牛乳を買ったのみ。 弁当もなし。 ここへ来るまでに買い物をしてくる必要があるようだ。
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角島 夕暮れの係留地
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ホンダワラの他に青いビニ-ルシ-トがペラに絡んでいた
2022-8-24
3. 仙崎
角島から仙崎に行く。青海島と大島の水道を抜けて仙崎湾に入り仙崎漁港へヨットを着けた。大きな漁港なのでどこに着ければと迷うところだ。
仙崎人口島の一角(下図の赤丸)に着けた。 土曜日で漁協が休みなので近くの漁師さんに了解を得た。この位置は先に遊漁船が定留しているが空いてはいるようだ。 他の係留候補を青丸で3か所示した。1はタグボ-トの後ろ、2は水産高校の漁業練習船の後ろ、3はセンザキッチンのある岸壁である。 x印は地形的にはよさそうな入り江であるが、ボ-トが利用していて余地はない、錨泊なら可能でしょう。
観光施設のセンザキッチンでは海の駅が付属していて、1隻くらいのバ-スがありそうです。 また仙崎では買い物や給油は可能です。ここにはコインシャワ-や観光案内所があります。
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仙崎 赤丸は停泊地 青丸3か所は係留候補
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仙崎 ヨット係留場所
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1の泊地候補
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3の泊地候補
ここ仙崎では「金子みすゞ記念館」と「源範頼のお墓」を訪ねた。
金子みすず
テレビの連続ドラマで彼女を放映していた。 10年も前になろうか。 記念館ではそのドラマで使った仙崎の本屋のセットで内部を再現している。
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元にあった地に再現された金子文英堂書店、 この奥に本館がある
彼女のやさしい人格の詩が大好きです。
『私と小鳥と鈴と』
「みんなちがって、みんないい」
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい
ヨットを係留した仙崎人口島の一角に弁天島がある。そこを「みすず」さんが詠んだ。
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弁天島
金子みすず通りを奥の方に歩いてゆくと彼女のお墓がある遍照寺がる。
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金子みすず お墓 遍照寺
2022-8-27
17. 須佐
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須佐湾 赤丸に停泊 青丸はおもしろそうな停泊候補地
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須佐 防波堤の内に停泊
江崎を出港してしばらくすると3ノットくらいに減速した。 ホンダワラのペラ絡みを想定して予定を変更して須佐に停泊した。 予想どうり潜るとホンダワラが絡んでいた。
ここはス-パ-で買い物ができガソリンスタンドにて給油ができる。 JR須佐駅も近いが便数が少ない。
須佐はスサノウノミコト(須佐之男命)の伝説にちなむ名前の地である。 長州の地でもあり、幕末に第1次長州戦争で三家老が切腹させられたが、その一人の益田親施(ちかのぶ)の領地であった。益田家の墓地を訪ねた。親族のそろった珍しい墓地だという。
須佐歴史民俗資料館も覗いた。 その展示で知った心光寺に興味を持つ。 久坂玄瑞と、僧 月性がここに集い密談をしたという。
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益田家の墓地
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心光寺
2022-8-8
18. 越ケ浜
19. 萩マリ-ナ
4. 16. 江崎
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江崎 赤丸は停泊地
江崎へは隠岐行き帰りに2度立ち寄る。 諸風を防ぐ良い港である。 ウネリが入り込むこともない。 港のスペ-スも広く空を見つけやすいと思う。 おまけに近くに温泉がある。 買い物は少し不便であるが、30分歩くことを覚悟すればできる。 燃料は量にもよるが持って来てくれるガソリンスタンドがある。
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漁船の前に着けた。 作業船は2度ともあの位置で作業をしていた
買い出しに行く途中で橋を渡るとき変わった建物を目にした。 西光寺六角堂という。 身を投げた娘の供養のために作られたという。
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西光寺六角堂
2022-8-22
5. 15. 浜田
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浜田 大きな港湾スペ-スがある
江崎を出て次は浜田だ。 浜田の港はとてつもなく大きい。 どこへ着けるか迷う程である。 浜田マリン大橋(高さ 18m)を抜けて神社前の予定係留地をめざした。 そこは漁船がゆったりと付けているので、窮屈な操船を迫られる覚悟をした。 その時にその漁船から手招きで横抱きしろと合図を受けた。 ありがたいお招きなので横付けさせてもらう。 夕方に一杯やることになり名刺交換をすると廻航業務をしているのヨット乗りの方であった。 小生は恩知らずのようで2019年春巡航のの折、ホンダワラがペラに絡みアップアップしていたところを見つけて延岡までえい航していただいた秋実さんであった。すっかりそのお顔を忘れていた。 彼は鹿児島から鳥取まで漁船を廻航している途中で風待ちをされている処であった。 翌日天候が回復して朝出発してその日のうちに仕事を終えられたと連絡があった。
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秋実さんにえい航された
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赤丸は停泊地 マリン大橋は白い鉄塔のように遠い沖から見つけられる、顕著な構造物である。
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2回目はスペ-スが空いていた、 今度は外ノ浦に行きたいものだ
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浜田の停泊地 遠景
浜田は大きな町ゆえに大型ス-パ-、ス-パ-銭湯、ガソリンスタンドがある。
小生は翌日には浜田を見学するために留まった。 浜田城を見てきた。
2022-8-14
6. 14. 温泉津
7. 鷺浦
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鷺浦と十六島
鷺浦は泊地の面積が小さい漁港ですが、奥まった湾で諸風を防ぐ良港です。 しかし、その港の入り口まで航行したが、防波堤の先端で合図を受けて入港拒否にあいました。 港内では作業船が工事をしていたが、予定していた防波堤の端の係留地は空いていてヨットを係留できる状況であった。 納得のいかない気分で、取り急ぎ次の係留地を決める。 十六島へ行くことになった。
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青丸は停泊予定地
2022-8-26
8. 13. 十六島
9. 12. 七類
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七類港、 沖から入り口を探すのに苦労した、フェリ-が出入りすれば容易に見つかるが。
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フェリ-乗場、 タ-ミナルに入浴施設有り
七類港は隠岐諸島へ行くのに拠点として利用した。 港湾局の事務所があり、そこに連絡する。 皆が云っているのですが、その係員の人は大変親切な人であると。 飲み水補給可能。 200円で入浴施設あり。 買い物と給油は不便である。
町内バスが有り、乗り継いで堺港までいける。また、フェリ-の入港に合わせて松江や境港へ行く連絡バスがある。
港が大きいのですがウネリが入る。3-4隻の遊漁船の停泊場所の後ろの限られたスペ-スに着けることになる。遊漁船の出入での引波の影響を受ける。 ここでの台風避難を考え港内の漁港のスペ-スを探したが適当なところが無かった。
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係留地、 遊漁船の後方になる
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七類港ヨット停泊、 赤丸は停泊地 xは余地なし 紫丸は台風向け
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ここの台風避難場所は特別に許可がいるように思えます
幸い台風は左半円になり大したことはなかった。 小生は七類港をあきらめて十六島で対策を取ることに決めてここを出港した。
2022-8-23
10. 西郷 島後
11 菱浦 島前
山陰のヨット泊地 終わり
下松
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赤丸は停泊地
上関から新門司マリ-ナにヨットで向かう時には姫島に寄るケ-スがほとんどだと思われる。 逆コ-スで潮に恵まれれば8-10時間で行ったこともある。 また、かって徳山グリ-ンヤマトマリ-ナに入ったこともあるが、山間のマリ-ナでたいそう不便なところであった。 本土側の適当な立ち寄り場所は山口のヨットに尋ねても無いようである。 今度、下松に行きポンツ-ンを見つけたので係留してみました。
下記写真の後方位置に着けたが、翌日に前方へ移動するように指示された。 漁船の荷揚げが早朝にある。 その作業に不都合がなければ利用できるようである。 諸風を防ぎ良い係留場所だ。 2泊して町を散策することができた。 コインランドリ-は駅前にあり、コンビニも近くにある。
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漁協の荷揚げポンツ-ンに係留した、 前方にシフトした位置
2022-8-9
下松散歩
末武城
下松からタクシ-で護国神社に向かう、末武城が近くにあるのだが、近くの人に聞いても判明しない。 護国神社に登るが結局みつけることは出来なかった。 下調べが大事であった。
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護国神社入り口
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護国神社
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維新13人墓 馬関戦争、禁門の変、戊辰戦争のこの村の戦死者13名を祀る
登城成功例は下記に詳しくあります 城郭放浪記をご覧ください
https://www.hb.pei.jp/shiro/suo/suetake-jyo/
失意?のうちに歩いて花岡八幡宮をめざす。
花岡八幡宮
奈良時代からある古い神社である。 重要文化財の多宝塔を見ました。
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花岡八幡宮 入り口
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花岡八幡宮
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多宝塔 重要文化財
下松古地図散歩
タクシ-にて下松へ帰り。 市内を散策する。 観光案内所でもらった「下松で古地図さんぽ」商業と塩田で栄えた下松を歩こう編により、
歩いてみた。 下松はコンパクトに近代的な産業と昔が混在した町である。 下記地図と写真のところを散策した。 お寺の説明はここでは省略する。 パンフレットを読んでほしい。 1度くるっと廻った程度で述べるには厚かましい気持ちがしますので。
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下松古地図散歩 古地図にある場所を主に廻った
![](img/image2265.jpg)
周慶寺
![](img/image2264.jpg)
妙見宮鷲頭寺(じゅとうじ)
![](img/image2263.jpg)
普門寺
![](img/image2262.jpg)
淨西寺
![](img/image2261.jpg)
庵跡 現在は老人集会所
![](img/image2260.jpg)
弁財天社 古地図にはない
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埴常社・はにとこしゃ
![](img/image2258.jpg)
磯部・矢嶋邸跡 会社敷地内で見学できない 案内板の裏側
![](img/image2257.jpg)
日立製作所 新幹線を製作している
![](img/image2256.jpg)
大地の森
![](img/image2254.jpg)
妙法寺
![](img/image2253.jpg)
正立寺
![](img/image2252.jpg)
西教寺
![](img/image2251.jpg)
東光寺 観音堂
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泉所寺 跡
2022-8-10
十六島・うっぷるい
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鷺浦と十六島
十六島はアイヌ語みたいに「うっぷるい」と呼びます。 想定航路より奥まっているので入港を予定していなかった。 鷺浦へ行くつもりであったが、入港直前になって防波堤の先で手をエックスにしてストップの気配である。 工事しているので入港できないとのことであった。 漁港の奥の岸壁には工事船がいた。 しかし防波堤の先に着桟するもりであったので、そこは空いていてつけられる。納得がいかないまま、次の泊地をさがす。日御碕近くの漁港にするか、十六島にするのか迷う。どちらも下調べがしていなかったのでこのように急な判断を求められると困る。
十六島は大きな漁港故にどこか着けるところがあろうと、そこへ向かう。 下図の写真の位置に着けた。 大きな港だが、買い物も給油も不便であった。 隠岐からの帰りにも寄ったので2度になるが、自動販売機で缶コ-ヒ-を飲んだのみである。
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最初の着岸地
帰りの十六島はあいにく台風が接近していた。 七類ではここで凌ぐには不安であったので十六島へ向かう。 台風対策としてサイドアンカ-を打ち、岸壁の突端からももやいをとりエックスのよなもやいで台風をしのぐ用意をした。 幸いにも四国へ上陸したので左半円の位置になったので、雨も風も大したことはなかった。
入港進路は2回目は1回目の航路を行こうとしていたら、警戒船が寄ってきて下図の2回目の航路を指示された。 ロ-プが張り巡らされていて危険だとのことであった。
奥に漁港船溜まりがあるが少し浅いようである。 漁協事務所から離れた岸壁で漁船が近くにいないようなら着岸できるようである。2回目は漁協で許可をもらった。
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赤丸は係留地 青線は2回の入出港航路
2022-8-13
姫島
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姫島 赤丸は停泊地
九州の東側や関門海峡を抜けて北側に行く機会があったが姫島には今回の隠岐行きの帰りに初めて立ち寄った。 フェリ-岸壁の横に階段だ設置されている漁協前の岸壁に下記写真のように着けた。 日本海で20-30cm位の潮汐にここのところ慣れてしまったので、瀬戸内の2-3mもある潮汐には忘れていた記憶を思い出さされた。 その岸壁が高いという感想を覗けば、小ス-パ-、銭湯、ガソリンスタンドがあり不便はないようだ。
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姫島の係留地
暗くなるまでの間、姫島を歩いてみた。 ロ-カルな偉人の像や記念碑があった。 けれどこれにはよそ者には興味が湧かない。 庄屋さんの建物があった。 明治の時に村の有力者は郵便局長になったのでしょう。 その趣のある建物を見る。 ここは杵築藩の領地であり、その保護を受けていた大帯(おおたらし)八幡社がある。 その大松が目に留まったので写真を撮った。 この神社の祭礼に船曳行事にしようされる御神舟八幡丸の収納庫が見られた。
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古庄家 村の郵便客を営んでいた元庄屋
![](img/image2374.jpg)
大帯(おおたらし)八幡社にある松
2022-8-20
温泉津
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赤丸は2回の停泊地 青丸はお勧め停泊地、 温泉津と沖泊、 付近の3つの城跡
温泉津の温泉はヨットマンにも良く知られていて、山陰へクル-ズに行くと話すと温泉津への訪問を勧められます。 20代のはるか昔にいったことがあるので温泉のことは既に知っていました。 今回は隠岐への巡航で2回行き帰りここを訪ねる。 最初は温泉津港灯台を過ぎてホンダワラが絡み減速を強いられた入港となった。湾奥の漁協近くの防波堤の先に着岸した。そこで潜ってホンダワラの除去を行なった。 南寄りの風でここはウネリが入った。 帰りは入り口近くの物揚岸壁に着岸した。 温泉津は泊地に悩むところであるが、漁協との相談の上物揚岸壁と漁協岸壁の間にある防波堤の内側がウネリも防ぎ良い係留地になると思われる。 そこは漁具がたくさん置いてあるようですが、着けてもよいということです。 地図の青丸の位置。
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ホンダワラを取り除いた
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1回目の停泊地
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2回目の停泊、 後ろはジャリの積み出しをしている
沖泊湊、 鶴丸城、櫛山城、笹島城
帰る間際になって、近くに城跡があることを知り。探して見た。ここは毛利氏の時代に石見銀山の銀を積み出す港に使われていた。 そこは現在の温泉津港ではなく湾先にある沖泊湊になる。
2回目に係留した物揚岸壁からトンネルを抜けて徒歩5分の近くに沖泊湊がある。 そこには細工の手の込んだ飾りがある恵比寿神社があった。それを見た時には、それが打ち捨てられたような集落にふさわしくないように思えた。ここが銀の積み出し湊であったことを知れば、往時の盛況さゆえに、その神社はここに在るのは納得のいくものである。
温泉の入り口に内藤家・庄屋屋敷がある。 関ケ原合戦の敗戦により毛利家が30万石に減封になった時に、ここの管理を担されていた内藤家は土着して庄屋を務めた。
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内藤家 庄屋屋敷
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恵比寿神社
日本は江戸時代の前期の最盛期には世界の銀の産出量の1/3を算出した。その大部分を石見銀山が占めたという。大内・尼子・毛利とこの銀山を取るのに戦い、最終的には毛利氏に銀山は属した。 毛利氏はここを守るために内藤氏に鶴丸城を築かせた。
下図のように、鶴丸城跡は温泉津港灯台のある岬にある。櫛島にある櫛山城と鶴丸城、また入り口の対岸にある笹島城の3つでこの沖泊を守っていた。いずれも時間的な制約があり、訪ねることができなかった。
沖泊はヨット泊地として訪ねたいところである。櫛島の東側Aに小さい防波堤がありその内側にはつけられそうである。 錨泊や槍着けならもっとできそうである。 2回目の訪問ならここへ行けば良かったと思う。 年齢的にはもう無理そうなので、 若い方のここの訪問記でも読みたいものです。
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城跡と沖泊 赤丸はヨット停泊候補地
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恵比寿神社近くの停泊候補地B
2022-8-21
上蒲刈向
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赤丸はヨット係留地
上蒲刈島のヨット係留地は向港の他に県民の浜にかまがり海の駅がある。 そこはむき出しの地形ゆえに風浪の問題があり、天候の良い時にしか利用できない。 最近はそこを避けて下蒲刈に着けることが多い。今回は新しいチャレンジで上蒲刈島向港に停泊した。 ここは安芸灘大橋が架橋される以前の連絡船が運航していた時のポンツ-ンである。 今回は南系の風が吹いていた時で、それが収まるまでは係留していてもウネリが入りヨットは動揺していた。
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ポンツ-ンに着けた
小さな食料品店があり総菜をかうことができた。 給油、銭湯は不明です。
2022-9-5
境公共マリ-ナ
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境公共マリ-ナ
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赤丸は3つの桟橋の先端部分に着けられる
七類に停泊中にバスにのり境港へ行った。 観光案内所で自転車を借りて、境港を散策した。 ヨットの停泊地を探す。ここは本当に大きな港でどこへ着けたらよいのか分からないほどである。 境水道の両脇は島根側と鳥取側に区分される。 鳥取側にはフェリ-と大型漁船が付ける。島根側は空スペ-スが見られるが着けても不便のようである。
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境水道大橋、 境港側(鳥取県)から島根県側を写す
境公共マリ-ナ(0859-45-4151)へ着けることができればヨットにとってはベストであろう。 しかし7月の繁忙期であったのか3回トライしてもいずれも満杯であった。 そのうち1回は、台風が来る恐れもあり是非ともそこで避難したいところであったが、無理であった。結局は七類からも逃げて十六島へ行くことになった。
公共マリ-ナの近くには大きなガソリンスタンド、DIYセンタ-、ス-パ-がある。 観光としては「水木しげる」が有名である。
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ポンツ-ンの先端はゲストバ-スになっている
2022-9-6
濃霧
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上関からクダコ水道までの予定航路、 白線に囲まれる範囲に濃霧発生
2022年7月17日に隠岐巡航の帰りに濃霧に会った。 いつものように朝5時に上関を出港してクダコ水道を経由して下蒲刈を目指した。6時頃になって、平郡島に差しかかる付近より濃霧になり先が見えない。 レ-ダ-は無い。 古い話になるが、北海道を周航した時、さんざん濃霧に悩まされて「レ-ダ-の無いヨットでは北海道には行きたくない」と肝に命じていたのであるが、この時期は瀬戸内でも霧が発生することがある。巻き込まれてしまった。
たしかWindyにはそのような霧の予報は無かったと思う。 知っていれば出港は取りやめにしたと思う。 また、平郡島の前方で霧の気配がしていたように見えたので、それを感知して、引き返す決断をすべきであった。 そのことは後になって振り返っての話になるので。事故が無くて良かったが、そのような決断はなかなか出来ないのが実状であろう。
ここまで書いて気が付いたのである、霧情報としてはWindyは役立たない予感。他に何かあるかと言えばラジオ・テレビの天気予報である。これは欧米のものと違って、海のことが意識されていない「洗濯干し情報」のようであるのでこれも役立たない。 そうそう、あったではないのか、それはVHF16チャンネルの海上保安庁の航行警報である。 残念ながら怠慢な小生はVHFの電池切れを放置していて聞くことができない状態であった。 クル-ズに出る時にはこれをメンテしておくべきと知らされた。
平郡島の北側は小型船、南側は大型船の本船航路である。 従い今回の濃霧中では小型本船との行き会いになった。 レ-ダ-は装備いていないけれどNewPeckスマ-トを持っている。それにはAIS機能があり他船の位置と進航(船首)方向が表示される。霧のなかでも他船を避けるのに、それは役に立った。
元本船乗りであったので、昔にレ-ダ-を霧中に使っていたのを思い出した。 それは、ダ-マ-トグラフの鉛筆でレ-ダ-画面に他船の位置をプロットして描き、その位置の変化で他船の動向を把握して避航動作をしていたことである。(今の商船はもっと近代化したレ-ダ-を備えていると思われる) ニュ-ペックでも船首方向は矢印で表示されるので、ヨットの場合は、他船と衝突の恐れがあるとの判断を待たないで、早めの大きな避航動作で他船にこちらの意図を知らせる必要がある。他船は霧中ではそのまま進路と速力を維持したまま航行してもらうのである。 ブイ近くでは他船は次の針路に転舵する予想が重要でその方向を考慮して、こちらも対処しなければならない。
幸い10時頃には霧が晴れた。 しかし、行き会い状態のガット船が反航してきた。 それはニュ-ペックでは確認されていない、ということはAIS装備していない本船であった。 霧中でなくて幸いであった。 本船はすべて装備していると今まで思われてきたが、法令で任意になっている船舶もあるのかと知った次第である。 調べてみると。
AIS 設置義務船
1. 国際航海に従事する300トン以上の船舶
2. 国際航海に従事する旅客船
3. 国内航海の500トン以上の貨物船
航行中にニュ-ペックを見ていると上の義務よりもっと多くが設置しているようには感じていますが、ヨットにとっては内航船・漁船にもっと多く設置してくれればなあと霧を体験すると願望するものです。
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AIS位置情報 下記のオケラネットによる
http://www.okeranet.com/AIS/ais.html
https://www.bouken-asobi.com/map_ais.html AISライブ船舶マップ
2022-9-7
ヴァイキング22
弓削にて停泊中に、懐かしのヴァイキング22・敷島号に出会いました。 そのヨットは50年程も前に小生が初めて購入したクル-ザ-です。 今は亡き明石ヨットがそれを15隻ほど製造したと聞いています。 そのオ-ナ-は関西の方で、元従業員の山崎さんからアドヴァイスを受けながら、彼がリフォ-ム復元されたヨットに出会ったのです。
製造されたそのひとつのヨットが岡山県玉野にあり、道路わきに展示されているように放置されていて、無残な状態を小生は見ています。 私が同僚に手放した艇は他の人に渡り、それを昔の仲間が見て、私に見ないほうがよいと言ってくれました。そのことは半世紀余りも経たことなので、しかたがないのかもしれません。
私が所有していた時でもそのヨットは木部が多く、3か月ごとにニスを塗っていないとメンテナンスが大変でした。 自分がヨットを置いているいる現在のハ-バ-には、オール木造ヨットが2隻あります。 それらは大変に良い状態でメンテされております。 いずれもフルカバ-をしています。 従いヴァイキング22もそれをしていれば、長く保たれるのではないかと今は思っています。
建造時の昔の話です。 当時はマーメイド号の堀江さんの太平洋横断の本に書いてあった影響でしょうか、ヨットを作るときは造船所に泊まり込んで作るのだという話がありました。 当時は長距離フェリ-の乗組員でしたが、会社に願い出て、2週間ほど臨時休暇にしてもらい、兵庫県高砂の船員保険施設に泊まって、造船所に毎日通って作った最初のヨットを手に入れました。
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建造中、 速魚と小生(若くて別人かとおもわれるのか....)
その愛艇を4年間ほど九州の日向市に置いて楽しみ、最後は日本周航するために、会社を辞職して、周航を終えて会社の同僚に手放しました。
小生はデインギ-しか乗ったことが無く、ヴァイキング22。「初代速魚(はやめ)」は初めてのクル-ザ-ゆえに苦労もし、楽しみもしたヨットでした。 2隻目は友人と共同で52fのケッチ「PING906」を買いましたが、それよりも思い入れの深いヨットに「初代速魚」はなっています。 さらにヨットの信頼性という点では、今乗っているヤマハ31フェスタ・「速魚Ⅱ」よりも、小さいながらも頑丈で時化ても安心して乗れます。
欠点は腰が弱いことでブロ-が吹くと速やかに傾くこと、長さがないので波やウネリの中に入ってしまうこと位でした。 長所は、機走で現在のヨットとほぼ同じ5ノットで走ります。 また、停泊地の心配はありません、喫水が1.2m強なのでどんな小さな漁港でもスペ-スはあります。 クル-ジング中は、夕方まで走り、それから近くの停泊地を探せば良いことになります。 加えて、ハルの形状はロングキ-ルでしたので、今悩んでいるホンダワラがペラに絡まることは無かった。
当時は、オ-トもファ-リングもGPSも無い時代でしたが、チャ-トと簡易港湾案内とラジオを聞いて天気図を書くことでクル―ズできました。 そのような、古い時代ではありましたが。
予期もせずに敷島号に出会えたことは老生にとっては懐かしく嬉しいことでした。その夜は彼と話がはずみ、楽しいお酒が飲めました。
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敷島号
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初代 速魚
2022-9-10
航海計画
台風14号が日本列島を縦断した。 935mbの非常に大きい台風であったが、予想されたほどの大きな被害を受けなくて済んだようだ。
今年の巡航は、2019年に九州一周を半ばで中断したのを再挑戦するプランを立てた。時間的な余裕を持つために、その航程を2つに分け、天草付近のマリ-ナて秋まで短期係留をして、春と秋に実行しようと計画をした。
しかし、岡山の母港に向かう行きの新幹線の中で、台風時期の保管に不安を覚えて急に考えを変え、隠岐クル-ズを行うことにした。 無事にそれを終えて現在は自宅にいる。 今回の台風は予定していたマリ-ナのすぐ近くを通過したようだ。 このことを恐れてプランを変えたのであるので、結果的には大いなる心配から避けることができた。
それでも、この決断が遅くなったことによる大変さを、小生は今回のクル-ジング中に味わされることになる。 事前の航海計画が十分に練られていないので、その日その日の行動は、行きあたりばったりのものになった。 その反省のひとつとして「山陰の主要港と補助港」をまとめた。 突発的な出来事による入港予定地の変更には今後に山陰に行かれるヨットマンがこの港リストが参考になれば幸いです。
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山陰地方の主要港
山陰地方の人にとっては、冬の強い北西季節風に悩まされていこると思われますが。 ヨットマンにとっては、その寒い時期にそこを航海する人は、まず、いないと思われる。
山陰地方の春と秋には、北東と南西方向の風が、連続的一方的に山陰の地形に沿うように収れんして吹くようである。 従い、その風向の交替が起きる時期を知ることは、向かい風を避ける航路を選びたいヨットにとって重要なものとなる。九州の北岸・玄界灘もその影響下にあるので平戸方面に向かう時も同様である。間違うと新門司マリ-ナでの長期の滞在の結果が起きる。
Windyは先の4-5日の天気を知るには必須のものである。それでも航海計画に使用する機能はそれには無いようである。
昔の古い古い時代であるが、チャ-トのみでクル-ズしていた時には、本船用の水路誌を購入して読んでいた時があった。それには気象傾向が述べられている記事があり、おそろ恐ろしい内容でそれを読めば行く気が失せるような時代があったのである。 今は気象に関してはWindyが十分に役に立つ。
海外のロングクル-ズではパイロットチャ-トを参考にして大洋横断の時期など検討したことがある。 日本付近のものがあれば役に立つのではないかと思わます。 過去の気象を長期に渡って見られるものがありそうであるが、私の努力が足りないのであろう、見つかっていない。 また、最近の気候変動で今までの例年パタ-ンが役に立つ時と立たないときがあり、そのことの考慮も必要とされる。 役立つ資料が見つかったとしても、難しいことに、それゆえに個々の艇長判断が重要なものとなる。
2022-9-22
2022年 秋巡航 九州一周 その1
台風の本土接近が遠のいたと思われる10月17日に秋巡航を始めた。 春巡航の隠岐諸島行きが3か月近くになり7月末までかかってしまったので、いささか、気持ち的にはもう少し休養が欲しいところであったが、老骨に鞭打つ形で家を出た。
越すに越されぬ玄界灘というところで、冬将軍の北風を恐れていた。 いつも新門司マリ-ナで4-5日の風待ちの停泊を余儀なくさせられるが、幸いにも待つことも無く関門海峡を抜けた。 11月の五島諸島は、意外であったが、晴天が続き北風に悩まされることも無く良い巡航日和であった。
4年前に五島の世界遺産の教会をヨットで巡るべき有川まで訪れたけれど、北風の強風が5日ほど続き、そこで滞留してしまったヨットで訪れることが出来ずに、路線バス、レンタサイクル、観光ツア-で4つの世界遺産教会のうち3つを訪れることになってしまう。 今回は悲願がかなって世界遺産の黒島や4つの五島の教会をヨットで訪れることができた。 上五島の教会も全て訪ねることができ満足のゆくものであった。
来春まで大村に係留して、まで訪れていない、原城と天草の崎津教会を訪ねるつもりだ。 12の世界遺産を全てみることができるでしょう。
2022年 秋巡航 日程
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児島-平戸
10/17 サンライズ瀬戸 夜行寝台で東京発
10/18 サンライズ瀬戸 児島着
10/19 UW1にて上架 船艇塗料 塗り
10/20 上架
10/21 上架
10/22 下架 船艇塗料終了
10/23 メ-ンセ-ルセット
10/24 バッテリ-交換 シ-デルコMF31 3個
10/25 出発準備
10/26 児島発 弓削着
10/28 下蒲刈発 上関着
10/29 上関発 姫島着
10/30 姫島発 新門司着
10/31 新門司発 宗像大島
11/1 宗像大島泊 宗像大社へ行く
11/2 宗像大島発 糸島船越着
11/3 糸島船越発 平戸着
11/4 平戸泊 的山大島 神浦古い街並み見学
11/5 平戸泊 生口島一周、 中江の島、春日集落 見学
平戸-大村
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11/7 黒島発 小値賀島着
11/8 小値賀島近辺 膳所城 見学、 小値賀島発 野首港経由 魚目着 上五島教会めぐり その1
11/9 魚目発 奈良尾着 上五島教会巡り その2
11/10 奈良尾発 久賀島・五輪教会と奈留島・江上教会経由 福江着
11/11 福江島一周 友人の案内ドライブ 下五島 福江島カトリック教会 荒川温泉
11/12 福江泊
11/14 福江発 奈良尾着
11/15 奈良尾泊 上五島教会めぐり その3
11/16 奈良尾発 横瀬浦着
11/17 横瀬浦発 西海橋 大村着
11/18 大村泊
11/19 大村泊 大村城見学
11/21 大村泊 JRにて佐世保行き 海上自衛隊佐世保記念館 見学
11/22 大村泊 冬係留整備
11/23 大村泊 友人のドライブにて 外海の大野教会、出津教会、黒崎教会 見学
11/24 長崎空港よりジェットスタ-にて成田着、 自宅に帰り秋周航を終える
2022-11-27
2023年 春巡航 九州一周 その2
http://hayame.net/custom41.html#spb-bookmark-1047
世界遺産のヨット泊地 その1 五島・天草
赤丸は実際にヨットで訪問した係留場所です。
1. 黒島 黒島天主堂
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赤丸の階段付近
天主堂は島の中央にある。 小さい食料品店があるが、買い物不便
2. 野崎島 旧野首教会
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旧野首教会
野首港
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野首港
野崎島西部にある。 風浪に晒されるので、凪の時の利用。 旧野首教会には近い
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野首港 赤丸泊地
野崎港
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野崎港
小値賀島(おじか)より連絡船あり、ポンツ-ンに着けるので、もう1方のポンツ-ンを利用。 10隻余のヨットで訪問した例があり他のスペ-スもりようできそうである。 補給は一切無理である。 野首協会へは20-30分の徒歩で行く。
3. 頭が島 頭が島天主堂
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アンカ-を打って槍付けした。 浅いところが多いので着岸は難しいと思われる。 訪問には予約がうるさいところであるが、ヨットでの訪問には問題がない模様。自動車を想定しているようだ。 4年前には有川より路線バスで訪ねた。
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頭が島天主堂
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岸壁近くは浅いのでアンカー着けをおすすめする
4. 久賀島 旧五輪教会
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写真では観光船が着岸しているがここへ着けた。2隻ほどのスペ-スがある。
吹きさらしの場所ゆえに天候には配慮がいると思う。
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赤丸 ヨット泊地
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旧五輪教会 1881年(明治14年)に浜脇教会として久賀島の浜脇に建てられたものが、1931年(昭和6年)に現在地に移築されました。
5. 奈留島 江上天主堂
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江上天主堂は樹に隠れているように見えるので。近くに行くと現れる。
コロナのせいか施錠されていて内部は見れなかった。管理している神父さんの意見で対応は様々である。 ここは予約をしておいたほうがよいようである。 4年前に観光ツア-で訪問したので中は見ているのでガッカリはしなかったが、せっかくヨットで訪ねたのなら世界遺産の堂内は見たいと思うことでしょう。
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木に囲まれる江上天主堂
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赤丸 江上泊地
5. 原城
6. 天草 崎津教会
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2022-11-28
下蒲刈(呉市) ヨット泊地
弓削から上関に至るヨットハイウエイがある。 この間に大きな潮流にぶつかる来島海峡、船折れの瀬戸、鼻繰りの瀬戸などが存在する。 ちょうど中間地に下蒲刈島があり、昔からの風待ちの湊としての歴史がある。 ヨットマンにはあまり利用されていないようだが、ここの3つの停泊地を探訪したので報告いたします。 ここを出てクダコ水道を抜け上関に向かう。 その水道は先のものより潮流は強くなく潮時は調べなければなりませんが本船も少なくより容易なものとなるでしょう。下蒲刈の3つの停泊利用を考えられてはいかがでしょう。
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1. 丸谷
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クル-ズ船用 ポンツ-ン、 観光地近い。 クル-ズ船のスケジュ-ルを把握する。
2. 見戸代
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旧連絡船用 ポンツ-ン ここはいつでも空いている模様
3. 向
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上蒲刈島にあり蒲刈大橋の近く、 潮流のある時は着岸しにくい。 食料品店あり。
2022-11-30
小値賀島
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小値賀島
今回の五島列島は前回に宇久島を訪ねたので平戸―黒島から小値賀島に向かいました。 野崎島の北方海域では、予想外に潮流の影響を受けて機走で3ノット余りになり、またかと、ホンダワラのペラ絡みを懸念しました。 しかし、この秋の航海では一度もプロペラに絡むようなことはありませんでした。 本当に秋巡航では、海がきれいでゴミが浮いていることも無く心配のない気持ちの良い航海だと思います。 また、この後の五島で気が付かされたことですが、瀬戸内並みに潮の流れがあるということです。
1. 小値賀島 ヨット泊地
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赤丸は停泊地。 青丸は候補地
2. 小値賀島散歩
翌日朝に観光案内所で自転車を借りて、教えてもらったところを見てきた。 カトリック教会を訪ねた、精彩のない廃校のようでもある。他の五島で信者がごく少数で守っている教会を見てきたが、もっと生き生きとしていたように思われる。 ミサなどに使われていないのかもしれない。この島は平坦で江戸時代でも実りが良い土地ゆえに仏教の信者が多く、カトリックの信仰が少ないのかもしれない。 それから膳所城、2つしかないという古墳、地の神隠者、牛の塔を見て回った。 3時間ほどで終えたので。先を急ぎ世界遺産の島・野崎島に向けてヨットを走らせた。
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小値賀島さんぽ地図
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小値賀教会
民家のような小さな教会堂は、明治14年(1881)に野崎島の舟森集落に建てられた瀬戸脇教会の司祭館だったもの。キリスト教徒のいなかった小値賀島に、昭和47年(1972)の集団移転で野崎島を離れた信徒たちが移築したもの。
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牛の塔
かって狭い水路で2つの島に分かれていた。埋め立てて続げたときに工事の犠牲となった牛の供養塔
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膳所城跡石碑
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地ノ神島神社鳥居
鳥居から望は野崎島にある本宮である。
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神方古墳
6世紀末から7世紀初頭の築。
2022-12-26
針尾の瀬戸 大村湾
横瀬浦を出て大村湾に向かう。 途中の針尾の瀬戸は西海橋の下を通りり抜ける狭水道である。 関門海峡や来島水道などの日本で有数の潮の速い狭い水道である。 20年程前にナウテイキャット38のモ-タ-セ-ラーで抜けた経験がある。その時は7ノット近くのスピ-ドがでるのだけれど潮時を間違えたのか2-3ノットでしか走れず、狭いところでは潮流による波高が2mほどもあり難儀して航行した。
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針尾瀬戸
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針尾瀬戸潮流図
今回は下記の情報を参考にして通航したが2ノット程度の逆流であったようだ、3-4ノットの速度で無事通ることができた。
針尾瀬戸潮流表 2022年度
https://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/sasebo/tyouseki/2022hario.pdf
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大村湾に入るとすぐにイルカの歓迎を受けた。 1時間ほどヨットで彼らは遊んでいった。 スナメリだという人がいますが、小生には区別ができない。
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イルカ 2頭が遊んでいる
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イルカが過ぎ去った後にはふくろうがマストのスプレッダーに羽根を休め入港間際まで30分ほど留っていた。 野生のふくろうを見たのは初めてだ。 大村湾は自然が豊かなのであろう。 湾内の波も穏やかでベタ凪とはこのことを云うのでる。 大村湾が好きになりそうで、ここに住みたいなどと思ってしまった。 第一印象良しです。 来年の3月までの冬ごもりよろしくお願いします。
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冬支度を終えて3月まで係留
2023-1-2
小値賀島ヨット泊地
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赤丸は泊地 青丸は候補地
小値賀島のヨット泊地は、グーグルマップ・航空写真を利用して下調べしている時には、港は広く困らないとの印象であった。 実際に内港に入ってみると着けるところは少なかった。
漁協の給油桟橋に最初に着けて給油をした。 すぐ漁協の隣にガソリンスタンドがあるが、補助金でも在るらしく、今までのスタンドの軽油料金より安かった。 免税なしの料金ですが。 そこで、このまま給油ポンツーンの係留利用を尋ねたが、そこでは無理とのことであった。 ポンツ-ンであったので、置かしてもらえれば最高の位置でしたが残念。 しかし、岸壁の利用できる(赤丸)ところを教えてもらいました。 五島は予想外に潮汐があり、係留策を長めにとる必要があります。それで階段がある付近に係留しました。
他を探したところ、一つはタ-ミナル横の青丸の位置、もう一つは外港になり入り口は違うけれど物揚岸壁が西側にあり、港内に適当な場所が見つからない時には、あまり利用が無く空いているようなのでそこに停泊できると思われる。
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赤丸 ヨット泊地
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青丸 タ-ミナル横のヨット泊地
2023-1-7
奈良尾ヨット泊地
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赤丸はヨット泊地 青丸は候補地
奈良尾は台風にでも遭遇しないのなら、安心して利用できる港である。 東風が強い時にはウネリが入るかもしれない。
ここは小型漁船が少ない港である。 しかし、中型巻き網漁船の係留地となってはしる。 月の満月の時期には船団として1週間程度の休漁となるようで中型漁船が多く寄港している。 港が大きいのでヨットの2-3隻なら置くところはあると思う。
赤丸のジェットフォイル船のポンツ-ンの反対側に着けた。 ここは水産課に届ける必要があるとのことでしたが、それを知らずに2度利用してしまった。
青丸の候補地として3か所があり、奥にポンツ-ンがあるところが利用できる。そこは1隻のボ-トが利用しているようだが、空いていればその反対側が利用できる。 他に旧連絡船岸壁があり、ここは旧連絡船事務所もある。 3つ目はジェットフォイルのポンツーンの奥の岸壁はいつも空いているようです。
ガソリンスタンド、ス-パ-、ス-パ-銭湯が利用できる。 銭湯は山の上にあり明るいうちに道順を確認しておくこと。
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赤丸 ジェットフォイルのポンツ-ン 反対陸側 , 申請 5日前までに 水産課 0959-53-1116
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青丸ポンツ-ン
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旧連絡船事務所前の 青丸 ヨット泊地
2023-1-8
福江 ヨット泊地
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福江ヨット泊地 赤丸は実際の泊地、 青丸は候補地
福江は博多からのフェリーや久賀島,奈留島、若松島、中通島などの諸島間、また長崎へのジェットフォイルとフェリー、おまけに飛行機で博多と長崎へ行く五島列島の交通の中心である。
日本の西の最前線で大型・中型・小型の巡視船が待機して警戒を怠らない。
港が大型港湾の割にはヨットの係留場所が少ないように思われる。 港湾事務所がフェリ-タ-ミナルの2階にあり、そこで赤丸の係留場所の管理をしている。30fで300円/日程度で安価であるが、巡視艇の後方位置で2隻ほどのスペースしかない。 他は青丸で示した奥まった位置でウネリは入らない場所であるが、定期係留する位置のようで、空きもあるようなので槍着けの短期なら置けるように思われる。
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赤丸 ヨット泊地、
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青丸 候補地
2023-1-9
黒島・佐世保 ヨット泊地
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赤丸は実際の泊地 青丸は候補地
佐世保・黒島の泊地は3か所です。 実際に泊まったのは上図の赤丸の位置です。 向こう側がフェリーの乗船場なので係留しているすぐ傍を通航していく。 今度行く時があったら旧連絡船岸壁に着けようと思っている。 途中に階段設備があるので乗降に便利だと思う。 奥にある青色のポンツ-ンは地元の船でいっぱいのようである、その手前の外防波堤の青丸泊地は狭いようだ。
買い物は食料品店、利用しなかったが給油設備もあったと思う。 観光案内所にて自転車を借りられる。
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赤丸 ヨット泊地
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旧連絡船岸壁 青丸泊地1
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青丸 泊地2
2023-1-10
福江島 ドライブ
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福江島
クル-ジング中の蒲江に避難して、同じくやってきた”やどかり号”のヨットマンと仲良くなりました。 今度に福江を訪ねて大変お世話になりました。 そのFさんがドライブで福江島を案内していただきました。
福江島にある教会と景色の良いスポットに連れて行ってくれました。
福江ー堂崎教会―水の浦教会―三井楽教会ー辞本崖ー高浜海岸ー切泊海水浴場―荒川温泉(入浴)-井持教会ー玉之浦教会ー大瀬崎―鬼岳―福江
本船乗りであったので海の景色には慣れがあり、感動が薄いのですが、あちこいの展望所からの眺めには久々の納得感がありました。
下に路線バスで廻った人の動画を貼り付けました。 今CMで売り出し中の五島出の女優川口さんの動画もつけました。
http://hayame.net/custom43.html#spb-bookmark-970
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三井楽長崎華灯台 右端 辞本崖の石碑
三井楽灯台と辞本崖「日本最果ての地を去る」の空海が唐に渡る前に残した意の石碑、空海の石像をみる。 いかにもあの青い海の先に旅立つという感がします。
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辞本崖・じほんがいの石碑、 空海像
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高浜海岸
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頓泊海水浴場
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荒川温泉前岸壁
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大瀬崎
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鬼岳
五島列島路線バスの旅 その1 32分
https://www.youtube.com/watch?v=0jjRh2Vn_Uw
五島列島路線バスの旅 その2 24分
https://www.youtube.com/watch?v=sQoVPnSgE_4
川口春奈 五島で暮らす 46分
https://www.youtube.com/watch?v=OVOb1B3f5gc
2023-1-14
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2023年 春巡航 九州一周 その2
3月4日に長崎空港に降り立ち、6月23日に2023年春巡航を終えた。昨年の秋巡航に続き九州一周を終える。 今回は宮崎県油津から長崎市までの自分の経験の空白地域を塗りつぶすことが出来た。 また、この一周により、隠れキリシタンの世界遺産をすべて訪れることができ、新たに見出した薩摩の麓武家屋敷の日本遺産をすべて訪れることになった。
巡航にありがちな座礁も経験し、風速30m中での寄港、おまけに心筋梗塞での入院・手術をするはめになるなど、波瀾万丈な航海であった。 行きたい観光地を訪れることが個人的な目的であるが、そのために多くの九州の親切なヨットマンの人々に多大な協力を受けることになった。
各地の皆様に触れ合うことも、もう半分の貴重な喜び体験である。 関係を余儀なくされた皆様の無私の援助・協力がなければこの巡航は無し遂げられなかったと云えます。 こちらが迷惑をかけた方も多いことでしょう。 謹んでお詫びいたします。
本当にありがとうございました。 詳細はこの後に挙げていきます。
2023-06-26
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2023年
3/4 大村到着
3/5(日) オ-トパイロットの取り換え
3/6 リチウムイオンバッテリーの新設
3/8 ヤブスコ・トイレポンプ交換
3/9 伊王島訪問
3/11 歓迎飲み会
3/12(日) クレ-ン上架 船底高圧洗浄
3/14 春巡航開始 大村発 ハウステンボス 着
3/15 ハウステンボス見学泊
3/16 ハウステンボス発 横瀬浦経由 佐世保着、 佐世保泊
3/17 佐世保発 福田着、田子島台場、 長崎サンセットマリーナ泊
3/18 福田城、福田港見学
3/19(日) 福田発 富岡経由口之津着
3/20 口之津泊、 原城、日野江城 、コレジョ見学
3/21 口之津泊
3/22 口之津泊、 島原城 見学
3/23 口之津泊、 フェリ-にて島原口之津ー鬼池往復、 富岡城見学
3/24 口之津発 宇土マリーナ着,三角港訪問、宇土マリ-ナ泊
3/25 宇土マリ-ナ泊、 熊本城再見学
3/26(日) 宇土マリ-ナ泊、 宇土城と古城見学
3/27 宇土マリ-ナ発 天草 姫戸着、 姫戸泊
3/28 姫戸発 水俣着、 水俣病資料館見学、 水俣泊
3/29 水俣泊、 徳富蘇峰生家、 八代城と麦島城見学
3/30 水俣泊、 出水城(亀ヶ城)と出水麓武家屋敷見学、 水俣城見学
3/31 水俣発 天草 牛深着、 牛深海の駅泊
4/1 牛深発 崎津経由大江着、 崎津教会、大江天主堂、コレジョ見学
4/2(日) 大江発 阿久根着、 阿久根海の駅泊
4/3 阿久根発 串木野着、 いちき串木野海の駅泊
4/4 串木野泊 平佐城、碇山城、清色城、 入来麓武家屋敷を訪問
4/5 串木野泊、一宇治城、市来鶴丸城訪問
4/6 串木野泊 薩摩藩留学記念館見学
4/7 串木野泊 伊作城、徳重神社、妙円寺、小松帯刀墓所、有馬新七墓を訪問
4/8 串木野泊 串木野城と串木野麓武家屋敷見学、
4/9(日) 串木野発 上甑島 里着、 亀城と里麓武家屋敷見学、 里泊
4/10 里発 下甑島 長浜着、 長浜泊
4/11 長浜泊、 下甑 手打麓武家屋敷見学、
4/12 長浜発 野間池着、 座礁、 笠沙えびす泊
4/13 野間池発 串木野着、 串木野泊
4/14から4/19 串木野泊、クレーン待ちで、そのうち温泉に燃やす廃材処理のボランテイアを3回ほど従事
4/20 串木野泊、 クレーン上架して船底座礁箇所を点検
4/21 串木野泊
4/22 串木野発 枕崎着、 枕崎泊
4/23(日)枕崎泊、 フローテイングから岸壁へシフト、 加世田 万世特攻平和祈念館訪問、加世田麓武家屋敷,
4/24 枕崎泊、 知覧特攻平和会館と知覧城・麓武家屋敷を訪問
4/25 枕崎泊、 坊津歴史資料館、 鑑真記念館
4/26 枕崎泊 桜之城
4/27 枕崎発 指宿着、 指宿泊
4/28 指宿泊、 喜入城と麓武家屋敷見学
4/29 指宿泊、 鹿児島城と麓武家屋敷見学、西郷どうくつ、加治屋町訪問
4/30(日) 指宿泊、 磯庭園や反射炉見学
5/1 指宿泊、 蒲生麓武家屋敷見学、 濱崎太平治
5/2 指宿泊、 山川漁港訪問
5/3 指宿泊、 垂水城と垂水麓武家屋敷見学
5/4 指宿泊、 西郷南洲顕彰館、調所広郷邸跡を訪問
5/5 指宿泊、志布志城と麓武家屋敷見学
5/6 指宿泊 今和泉島津家
5/7 指宿発 内之浦着、風速30mの中を錨泊
5/8 内之浦着岸泊
5/9 内之浦泊、 高屋神社訪問
5/10 内之浦発 宮崎油津着 回転計修理、 油津泊
5/11 油津泊、 心筋梗塞で県立日南病院入院手術
5/12-5/30 油津泊 日南病院入院
6/1 油津泊、 日南病院退院、 飫肥城見学
6/2 油津からJRで宮崎へ、 宮崎泊、 スマホ修理
6/3 宮崎からJRで霧島神宮へ、龍馬の温泉に立ち寄り湯、 霧島温泉泊
6/4(日) カミさんが帰る、霧島神宮よりJRで油津へ、 油津泊
6/5ー6/6 油津泊
6/7 油津泊 付き添い乗船のため梅木さん来船
6/8 油津発 宮崎着、 宮崎泊
6/9 宮崎発 日向細島着、 細島泊
6/10 細島発 大分蒲江着、 蒲江泊
6/11 蒲江泊
6/12 蒲江発 佐賀関着
6/13 佐賀関発 機関給水トラブル錨泊 山口上関着、 上関泊
6/14 上関発 下蒲刈着、 下蒲刈泊
6/15 下蒲刈発 弓削着、 弓削泊
6/16 弓削発 倉敷着 倉敷泊
6/17 倉敷泊 寺崎さん来船飲み会
6/18(日) 梅木さん下船して大村へ帰る
6/19ー6/20 倉敷泊、 なわばしご製作
6/21-6/23 上架 船底塗装。 巡航終了
6/25 家に帰る
2022年 秋巡航 九州一周 その1
http://hayame.net/custom41.html#spb-bookmark-931
佐世保
佐世保は軍港のイメ-ジが強く、ヨット停泊地としてはいささか敬遠気味ではないでしょうか。しかし、ポンツ-ンも整備され、おまけに町の真ん中にあり、買い物も補給にも便利な地である。 難点は人通りが激しくヨットが見世物になってしまうところと港湾局のお役人が厳密をもとめてくるところかな。
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五番街の前のポンツ-ン
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着岸しているクル-ズ船
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夜景
2023-7-4
座礁 野間池
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野間池 赤丸は笠沙えびすポンツ-ン
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ニュ-ペックスマ-トによる座礁地点 外堤防横の赤斜線は定置網の位置表示、
ヨットの座礁については、それが避けられないものであるかのように知たり顔にブログで書いてきました。 今回は起してはいけない恥ずかしいものでした。 3隻目のヨットになるのですが、前の2隻のヨットでも砂地への座礁を経験しています。 しかし、今度の事故は初めての岩への座礁であり、自分の責任が大きいというものでした。 外航の航海士の経験のある老生にとって、この座礁が当時の勤務中に起こした本船の座礁事故ならクビになっていただろうと思えるものです。
その事故とは、2023年4月12日、下甑島長浜から野間池に向かっていた時です。南西の風のアビ-ム帆走で快調に港入り口まで来ました。外防波堤の突端に着きましたが、内港の入り口は見えずらかったので陸地へ接近した。 防波堤横にはイケスのような網が見えた。 ニュ-ペックスマ-トには5m水深の線が描れている。 上図の色の濃い水色区域。 2m水深ラインの表示は無い。 杭が4本設置されていたがその意味はこれより陸側は浅いということであった。 灯標によくある青赤ブイのようだと誤認してその間を通航すべき意図で杭の内側陸地側に寄ってしまった。 座礁である。 機関を後進いっぱいにしても抜けだせなかった。 その作業中に港から船外機付きの和船が出てきて、こちらに気が付き離礁作業に協力してくれる。30分ほど行ったが10馬力に満たない船外機でではロ-プで引き出せなかった。 その後養殖に使われる船首にクレ-ンの着いた20トン程度の作業船が出てきて、20mmのえい航ロ-プが切断したけれど、無事に深いところへ引っ張りだし救助してくれた。 岩の海底であったのでゴトンゴトンとぶつかりながらの作業であり心配があった。
そこから笠さ恵比寿海の駅(廃止された)のポンツ-ンにヨットを係留した。 ビルジに水が貯まることは無かった。そこで潜って船底を確認したが、バラストがこすれて塗料がはがれ白くなっている。小生の潜水能力の不足ゆえに詳細な点検はできなかった。 その後に、救助のお礼に伺い、マルハニチロ会社のクロマグロ養殖に携わっている人々が助けてくれたのを知る。 最初の船はえさやりの船、引出してくれた船はイケスからの水揚げをする船であった。 ヨット積んであった焼酎を持参したのであるが、受け取ってもらえずに、お礼だけ終わってしまう。 その帰路に軽自動車にヨット関係のブランドが車体に描かれているのを見かけた。 ひょっとして業者の方かなと思い声をかけた。 なんと串木野で大変お世話にまったNさんのお兄さんであった。 夜はお風呂に入れてもらい潜った塩のついた体を洗い、お酒と夕食のごちそういただいた。 不安な気持ちもこれで和らいぐ。串木野に戻りそこで上架して船底の点検をすることにした。
翌日に串木野に着き、クレ-ンの手配を地元のヨットマンに依頼してもらった。 あいにく1週間ほども待機となった。4月20日にクレーンが来て岸壁の横で吊上げてもらい、船底を点検した。 ガラス繊維の作業の職人さんにも見てもらった。 船底の亀裂やふくらみは無かった。ビルジも貯まらないようなので航行に支障はないようだ。 引き揚げ降ろし作業に串木野のヨットマンが総出で手助けしてくれた。 クル-ジング中の小生には本当に心強いものであった。 皆様ありがとうございました。 おまけにクレ-ン代も25000円で40トンクレ-ンとしては格安でした。口をきいてくれたおかげである。
ニュ-ペックを船内のPCに作動させてヨットを出すのだが、シングルハンドではわざわざキャビンに降りてそれを見に行くことが少ない。ニュ-ペックスマ-トを手にして以来コックピットでスマホを握って航海をしている。 サブには古いスマホにナビオニクスを立ち上げて使う、これには通信環境を必要としないでGPSが使えるスマホなら使用できるもの。 速度表示はナビオの方が大きく表示されわかりやすい。 港内表示はさすがにニュ-ペックの方が詳しい。 今回の野間池の水深表示が5mまでであるので、そのラインを警戒線としなければならなかった。 定置網表示の赤の斜線は、 上図のように少し大きめに表示されることが多いようで少し中に入っても経験上良いように思われる。 今回は網に寄って入港すべきであった。 また、グ-グルマップの航空写真を拡大すると野間池内港入り口陸側に昔の防波堤を壊した跡が判明している。ここにその時の破片・岩があるので避けるべきであろう。
202-7-8
水俣
水俣港のビジターバ-スに係留して、水俣病資料館、八代城、麦島城、水俣城を訪れました。 ポンツ-ンがあり電気と水がとれます。 電機は200vを100vに変換するコ-ドが必要で、事務所ではそれを用意していないので持参する必要あり。 ポンツ-ンは水鳥のフンだらけで自分で動くところを清掃した。 所長が訪ねてこられて利用が少ない理由を尋ねられた。 2000円程度利用料を支払った覚えがあるが、HPを見てみると、トン6円/日のようで安価なのだが、最近改正したのかもしれないので、確認が必要です。 電気も取れないのに2000円は高い。
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水俣ビジターバ-ス
水俣港管理事務所 0966-63-2449,7501(休日)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/111/97988.html
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水俣 赤丸はヨット泊地
2023-7-10
ハウステンボス
ハウステンボスを訪れた。今は無いオランダ村に行ったことがありますが、その時に感じたほど良かったとは思えなかった。 どうしてもデイズニ-と比べてしまうのか。 想像していた規模・街並みは小じんまりしたものであった。 アトラクションも見たいものが余りない。 陶磁器把握物館は無料地区にあるのだが、これは見ごたえあり。 運営会社も変わるようである。
マリ-ナから訪問したのであるが、ホテル泊なら少しは違ったものになるのかもしれない。 マリ-ナ利用の恩典はなし。
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ホテルのひとつ ホテルヨ-ロッパ
ハウステンボス ヨット泊
下の写真のように長期係留の空は少ないようである。 関東や北海道から係留地を変更してここに来ている人が多いと聞く。 海の駅はF/100円/日 花火大会のあるときなどは混雑が予想される。予約・確認が必要である。
庭先係留の別荘地区を覗きに行った。 ゲ-トがあり中には入れなかった。 ヨット・ボ-トを係留している家は少なかった。フロリダのフォ-トデラデイ-ルでも超お金持ちの街であるが、ここもそうなんであろう。
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ハウステンボスマリ-ナ、 電気、水道、シャワ-あり
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庭先係留地区
2023-7-16
内之浦 風速30mでの錨泊
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港内から南東方向を見てみるとちょうど山間で風が抜ける地形のようだ
指宿より内之浦に向かった。 このことは今回のクル-ジングで難関と予想してきたが、実際にそのようになった。 台風の時にはヨットを出すことはないけれど、台風並みの烈風・風速30mで内之浦港に入港する事態となる。
前日のウインデイの予報ではこの日の夕方近くになると赤表示の風速予報で、そのような時には出港を中止するのが常である。 事前の航海計画では指宿―内之浦50マイルとして平均5ノット弱で10時間の航海を期待していた。南西の風の予報ゆえに大泊泊はウネリが入りそうなので避けたい。本当はそこを中継地にして一泊して距離を縮めたいのではある。
朝五時に指宿を出港。 佐多岬を大きく沖出しして、後方からの大きなウネリを受けながら航行する。 出港の時に迷いがあった気持ちも、途中では、やっぱり今日出て良かったという気分であった。 ロケット打ち上げ場近くに来るとだんだん風が強まり、火埼を回り込んで内之浦湾に入るころには真っ白な白波である。 追手の強風でも岬をかわすと風が弱くなりセ-ルを畳んだり入港準備ができることが多い今までの経験だが、今日はそれを許さない。
後からニュ-ペックスマ-トをチェックすると入港までに2回転している。 港口では船速がゼロの時があった。 港内に入っても白波で真っ白である。とても接岸できるとは思えない。 漁港の真ん中付近でアンカーを打った。 コックピットから打ったのでアンカーロープを船尾から船首にもやって風に立てた。おもてから風を受け機関を廻したまま、雨の中をアンカーワッチする。 夜10時過ぎに風が少し凪だのでカッパを脱ぎバースにころがりこんだ。 朝起きたらウソのように凪いでいたのでアンカーを巻き上げてヨットを着岸することができた。
岸壁に前日から繋いでいたヨットマンに伺うと、昨日はとても助けようにもヨットから岸壁に登れるような状況ではなく、ヨットの計器で風速30mを示していたと聞いた。こんな日に出てはいけないとも忠告される。
シングルハンドではアンカーロップを整理しておき、いつでも使用できるようしておくのが、命を守るということでしょう。 といっても老生のヨットは難民船と呼ばれるくらいに物が多く片ずいていないヨットではある。
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夏の時期の南西の強風時には内之浦港は吹き抜けの風があるので、十分に注意する必要がある。
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赤丸は停泊地、 青丸は候補地
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赤丸の停泊地、
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カタマランの位置は青丸候補地
2023-7-18
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佐賀関
ここには漁協直営の関サバ・関アジの食べれるところがあるとの情報を得て、寄港した。 午後4時過ぎであったので直売所は閉まっていた。販売はしているけれど、食を供する雰囲気は無かったので、そこでは無いかもしれない。
龍馬と勝海舟がここに寄港した時には、街を挙げて歓待したようで、その案内板があちこちで見受ける。 北港は愛媛と結んだフェリ-乗場があり、ここにもヨットは留められそうである。
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佐賀関 古い街並み案内板
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徳応寺 龍馬一行はこの寺に宿泊
佐賀関 ヨット泊地
別府や臼杵は既知だという方には速吸の瀬戸の航適当な港が欲しいところ。 今回は佐賀関に入港しました。 漁業が盛んなところのようで漁港内は漁船が多い。内港と幸ノ浦を避けて外港に着けた。 直売所のさんばしは厳重に囲われていて、高級魚のイケスが設置されているのでここには接岸できない。
ス-パ-とコンビニはフェリ-桟橋のある徒歩10分の北側港にある。
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赤丸は停泊地、 青丸は候補地
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青いポンツ-ンは係留禁止
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青丸の停泊候補地
2023-7-22
口之津
口之津には3/19から3/24までの5泊滞在した。 新しく整備されたフェリータミナルの情報に疎かったので、ヨット停泊場所に不安をもちながらの入港であった。 旧フェリー桟橋の他に新桟橋が3つある。 そのうちの北側にある小さいポンツーンに最初はヨットを着けた。 ほどなく一番大きな桟橋のフェリー利用の反対側を支持されてシフトした。 あとでその方は地元のヨットマンの人で何かと気にかけていただいた。
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赤丸は停泊地 青丸は最初の停泊地
天候待ちで日があったので、ここから観光するために、バスで原城、日野江城、島原城、加津佐に行き、フェリーで天草の鬼池に渡った。また、南蛮船渡来の港であり、そこには徒歩で行くことが出来る。
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赤丸の停泊地
南蛮船渡来の港 口之津
1562年日野江城主有馬義貞が口之津を開港。1563年にここに教会が建ち、1567年にポルトガル船が来航した。 長崎には1571年に来航した。 現在は開田公園になっており教会の跡地も分からず、当時を思い起こすものは見当たらない。
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案内板 ヴァリニャーノが1579年に口之津来航とある
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開田公園にある南蛮船渡来の地の石碑
明治の口之津
この後に行く三角の港も明治の3大港であると知って驚くのであるが、この口之津港は三池炭鉱の石炭の積み出し港であった。大型船が入港し香港など海外に輸出されていた。ゆえに古い税関がここにある訳である。
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明治20年の口之津 古写真
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歴史民俗資料館、 口之津税関跡
初めて船員になった時に口之津出身の先輩が多かった。 良くしてもらっていたので、ひょっとしてお目にかかれることがあるのではと期待していた。 よく考えてみると半世紀余り以前のことであり、その軌跡は起きなかった。 出港のときにフェリの駐車場整理の人に名前を告げて尋ねてみたけれど成果は得えられなかった。 所属した海運会社の名前は皆さまご存じであった。 大手でもない中小の会社なのに三井系列ということでこの地元では知る人がいるのであろう。 ターミナル2階の資料館の展示によると明治の時よ三井の船に乗り込んでいた人が多かったようだ。 ここには口之津海員学校(現・海上技術学校)があった地である。
2023-7-26
宇土マリ-ナ
口之津より三池へ行くことを考えていたが、三池の潮汐が4mになるという情報もあり、港内に適当な停泊地も見当たらないので断念した。熊本の飛行場近くの海の駅もいつも空が無いとのことである。 従い宇土マリ-ナへ行くことになった。
ここからJR赤瀬駅を使ったり、路線バスで熊本城、三角港、宇土城を訪問することになった。
有明海は海苔の産地のようで、海苔漁船が多くみられる。
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赤丸は停泊地
宇土マリ-ナの入り口付近には浅いところがあるので、干潮時の出入りには注意を要する。 電話 0964-58-4500 3300円/日/30f
電気、水、シャワー
2023-7-27
天草 姫戸
宇土マリ-ナから三角の瀬戸を抜けて八代港には適当な泊地が見つけられなくて姫戸に入った。 フィシャリ-ナ天草へも行きたかったのであるが、これも三角瀬戸を抜け、天草の橋をくぐっていく方法が見つけられずに断念した。 橋高が足りないようで16m以下のところ自艇を抜けた記録が無い。 確かな情報に接することが出来ればあるのかもしれないが。
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赤丸は停泊地 青丸は候補地
漁船が利用するポンツーンがある。 漁協の許可がなかなか下りないので避けた。 翌日まで観察していたが、一杯のようでもなかった。また、その横に利用されていない浮桟橋(青丸の位置)があるが、ここも利用はされていないようなので可能な気がする。けれど陸への乗り降りには少し苦労するかもしれない。 近くにス-パ-があり買い物には不便がない。
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赤丸 停泊地
2023-7-30
油津 宮崎県
内之浦にてエンジンの回転計の故障に気が付き、油津ヤンマーの代理店に電話して修理を依頼した。 ヤンマーの事務所の前の岸壁に着け、すぐに修理をしてもらい無事回復した。
夜中より胸に違和感を感じ、すぐに入院して5/10より6/8まで滞在することになった。漁協、ヤンマーエンジニアリング、末永電機マリンの方々に長い間お世話になりありがとうございました。
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赤丸は停泊地、 青丸AとBは候補地
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赤丸 停泊地
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青丸A 候補地
赤丸の岸壁は20トンくらいのまぐろ・かつお漁をする漁船が休養に使用しているようだ、入院ゆえに長い停泊をしてしまったが、ここには岸壁に梯子が設置されていないので2m以上の潮汐があるのでヨットへの乗り降りは時間制限がかかる。 青丸A岸壁にはハシゴが2か所あるので、そこへ付けるのが正解であると思える。 他に内港の白いタンクの後ろ側(青丸B)に外来船ようの岸壁がある。 ス-パ-、コインランドリー、ガソリンスタンドあり。
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油津は宮崎県の歴史ある天然の良港です。 飫肥藩の飫肥杉の積み出しのため堀川運河、江戸時代初期に開削された。
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大正10年建築の赤レンガ館、 競売にかけられていたのを街の有志30人で買取り保護したという
2023-7-31
阿久根 海の駅
天草牛深より阿久根海の駅に向かった。 ポンツ-ンは小型であるが空いていれば快適だ、 電気はとれる。 電話 0996-73-2141 徒歩5-6分のガソリンスタンドで手続き。 近くにス-パ-や温泉あり。
ここは旧港にあたるのであるが川向うに大きな新港が存在する。 手狭のときにはそちらの利用も考えられる。
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赤丸はポンツ-ン停泊地
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阿久根海の駅 ポンツーン係留
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クラシカルトットが停泊していた。 余り乗ってはいないようだ。
2023-8-2
天草 牛深 海の駅
牛深海の駅は値下げされ、電気もとれるし申し訳ないくらいです。 電話 0960-73-1173 2隻ほどしかスペ-スが無いので空の確認が大事です。 桟橋前のグラスボ-トの観光船事務所で手続ができます。 買い物はス-パ-が近くにある。
唯一気になるところは橋高で入り口にあるハイヤ大橋は17mである。 他の二つは18mと16mである。 ここを抜けられれば西方面に行くのに近道となるのであるが、試してはいない。 ご注意あれ。
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赤丸は停泊地、 青丸は候補地
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赤丸 停泊地
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牛深海の駅ポンツーン
上の写真の右陸側ポンツーンは観光船の発着に使用される
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16mの橋高 確認のこと ここが抜けられれば西へ行くのが容易
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青矢印は停泊候補地、 ハイヤ大橋をマスト高で抜けられない時
2023-8-3
大江 天草下島
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崎津と大江
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赤丸は停泊地、
崎津は適当なヨット係留地が無いので、ここ大江に停泊した。 ここから大江天主堂へ行ってきた。 ス-パ-やガソリンスタンドは見当たらなかった。
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階段のある所に係留
大江天主堂
キリスト教解禁後、天草で最も早く造られた教会で、現在の建物は昭和8年(1933年)天草への伝道に生涯を捧げたフランス人宣教師ガルニエ神父が地元信者と協力して建立した。丘の上に建つロマネスク様式の教会。
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大江天主堂
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2023-8-6
串木野 海の駅
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赤丸は停泊地、
海の駅は漁協が管理している。 海の駅の受付している売店は閉店した、 500円/日前後の安価な施設である。 電気なし、近くに温泉がある。 地元のヨットマンは大変親切で何かと相談にのってもらる。 台風避難にも使えそうである。
電話 0996-32-2108
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赤丸の係留地
2023-8-7
枕崎 ヨット泊地
最初は奥にある大きなポンツ-ンに着けた。 しばらくして市役所の人が来て、ここは不適であるという。 確かに明け方に大型トラックが来て漁船からの積み込み作業をしていた。 それで下図にあるすぐ横の階段のある赤丸位置に接岸係留した。
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赤丸は停泊地、 青丸は候補地
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係留不適ポンツーンと赤いヨットは青丸候補地
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赤丸に横抱きして係留
お風呂はJR枕崎駅近くに銭湯がある。 ス--パ-とコインランドリーあり。 関東出身のヨットマンNさんには大変お世話になった。お土産まで頂いたありがとうございます。 ドイツから来ていたイコールマストの自作風ケッチは対岸の上図青丸位置に着けていた。この位置も広く外来用のスペ-スがあるようだ。 市役所の人が地元漁船に随分と気をつかっているようです。
JR枕崎線hは指宿以降は日に5-6本の少数の運行なので注意が必要です。
2023-8-10
指宿
指宿はヨットにやさしい港で漁港としては珍しくプレジャーボート用の専用ビジターバ-ス3隻分が用意されている。 下図赤丸部分、その外側に2隻程のスペースもある。 小生はここからJRに乗り鹿児島、山川、喜入、志布志へと観光に足を延ばした。
立ち寄り湯(徒歩10分)がある。 スーパー(徒歩10分)、ガソリンスタンド(徒歩10分)、コインランドリー(徒歩7分)便利に利用できる。
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ゲストバース案内板
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突き当り左突堤も係留できる
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ハシゴはコーナーに一つで、そこへ着けたヨットは乗降の共助が必要です。 潮汐は予想外にあるので。
2023-8-13
下甑島 長浜
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赤丸は停泊地
、
長浜診療所近くの岸壁に係留。 すぐ近くにスーパーがある。 この島はタクシーを呼べない。 バスの利用のみ。
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2023-8-14
宮崎
油津より宮崎商業港へ航海した。 梅雨の中、潮汐が思ったよりあるので、昇り降りが楽なように岸壁に固定して設置されているハシゴのある場所を探して着岸する。
夕方であったが雨中のなか港湾局の人が来られて、手続きをする。 明日の朝5時には出港するので、静かにしておくつもりであった。 手続きにおいて、「強い雨の避難が目的での入港ですね?」と言われ思わず「はい」と答えた。
その誘導質問は、理由が無いと着岸は認めめられないのかもしれません。
マリ-ナもあるのですが、入り口が浅く充分な注意が必要です。
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赤丸は停泊地、、 青丸は停泊地、
2023-8-17
日向細島
宮崎から細島へ行く。 ここは先代のヨットでスロ-プ上架にて船艇塗料の作業をしたことがある。 造船所も少し近代化していて50年前の面影はない。
街も驚くほど近代化していて、江戸時代からの湊の雰囲気はとてもありません。 大駐車場つきの巨大ス-パ-が近くにできており、何でもある感じがします。
湾奥にある固定ハシゴの付いた岸壁にヨットをつけた。
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赤丸は停泊地、 青丸は停泊候補地
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細島
2023-8-20
山川
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山川、指宿
JR指宿から電車でJR山川へ行って来た。 JR山川以遠は枕崎の駅まで極めて本数が少ないので時刻表をよく見ておくこと。 駅からフェリー乗場まで徒歩で歩いた。 20分はかかる。
ヨットの停泊は余りふさわしいところは見当たらない。 下図で候補地を青丸で示した。 外洋に面した外港があるようだが、探索していない。外防波堤に凪の時は着けられそうな気がしていますが、不確かです。
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青丸は停泊候補地
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青丸は上図の防波堤の内側位置
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青丸はもうひとつの候補地
2023-8-23
機関吸水トラブル
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ヤンマー2GM 冷却水ポンプ
佐賀関を出て上関をめざした。 港の出口の防波堤を抜けてすぐ、エンジンの警報音が鳴りだした。 排水口から海水が出ていない。 何らかの吸水トラブルだ。 次の2つが考えられた
1. 船底の吸水口がゴミなどで詰まっている。
2. インペラーの破断
付き添いクルーで同乗していただいた梅木さんが、潜水して吸水口を探すが見つけられない。 退院したばかりの小生も続いてトライしたが見つけられなかった。
インペラーの点検のためポンプを取り外す。 キングストンバルブ(船底についているバルブ)側から冷却水ポンプに繋がっているビニールパイプを咥えて息を噴き出してみる。 別に詰まるわけではなさそうだ、外に出てサイドから吸入口あたりを覗いてみると、ブクブク泡が出ているのが見えた。 このことはポンプまでの詰まりではないようだ。 ポンプを分解してみるとインペラーには欠けるところもなく大丈夫。 ポンプからエンジン側に水が行く排水口を見てみると、ここにゴミが詰まっていてエンジンへ冷却のための行く海水を止めていた。これが原因であった。 ゴミを取り除いてポンプを組み立て取り付けた。 エンジン始動。 排水口から冷却水が出ている。 警報音もならずにOKであった。
例え、潜って吸水口を見つけてもそこから何かを突っ込んで取り除くことは難しそう。 今回気が付いたのであるが、ポンプのパイプを外して船外へ吹いて外に出ている泡を確認する方法が良いようだ。 キングストンに繋がるビニールパイプを外してそこから取り除く方法は上架でもしている場合でないと、水圧が強く強い圧海水が飛び出てくるのではないかの懸念があります。 エンジンの位置高さにもよるが今回は勢いよく海水が出てくるようなことはなかった。今回はキングストンを締めないで作業をしたが、締めて海水を止めてゴミの取り除く作業をするのが正解でしょう。
今後の対策として
1. 予備のアッセンブリーの冷却ポンプを持つ。 4-5万円程度の費用か
2. 冷却ポンプから外へ長いビニールパイプを用意しそこから海水を汲みエンジンを冷却する
3. クル-ジングへ行く時にはポンプを分解して清掃しておく。 前回4年前に新品と交換したのでこれくらいの期間が過ぎれば詰まるのか?
4. 初代のヨットでは1GMであったけれど海水ストレーナーを装備していた、これも一つの手であるかも
梅木さんが乗っていてくれたおかげで、彼が作業の多くをやっていただけました。 いつもシングルですがダブルもよいものだと思いました。警報が鳴ってすぐに錨泊したのですが、それもラクチンでした。
冷却水ポンプの交換 2019-6-29
http://hayame.net/custom11.html#spb-bookmark-629
2023-8-27
トイレポンプ交換
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ヤブスコのトイレポンプ
型番が違ってもポンプは共通していることが多い印象を得た。 少しあちこちウエブを当たってみるとよいでしょう。
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ポンプがスカスカして吸水が上手くいかなかった。 前年の上架の時には船外からホ-スを差し込んで水を入れることでワンシ-ズンは過ごせた。 今春のクル-ズのため、アマゾンでポンプのアッセンブリーを購入して取り換える。 YouTubeで探して2作ほどそれを見つけて視聴して予備知識を得る。 あれこれと繰り返しをしながら1時間ほどの作業で完了した。 4か月あまりのクル-ズで周りの水漏れが無いようなので良かれでしょう。 といっても使用したのは2回ほどです。 出港前には大の喜びを経験するように陸のトイレで済ませるようにした。
2023-9-7
伊王島 長崎
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伊王島 地図
大村の停泊をお世話していただいたUさんの車で伊王島へ連れて行っていただきました。 来週にでも大村を出て春巡航へ行く停泊地の下見を兼ねてのドライブでした。 灯台や教会を見学してきました。
結局にここに立ち寄ることなく、サンセットマリーナを出港して口之津まで足をのばすことになりました。
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停泊予定候補地
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馬込教会
住民の半分は信徒であるという。 明治4年の創建であるが台風などの損壊でにより931年にコンクリ-トで再建された。
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伊王島灯台
長崎への入港目標にオランダ国旗を掲げた旗立て所がここに有った。
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伊王島大橋を抜けようとする
2023-9-8
鹿児島のヨット泊地 鴨池
錦江湾の奥にヨットを持って行き停泊をしたかったのであるが、適当なところが見当たらず、かないませんでした。従い指宿を起点にしてあちこち行く。志布志にまでも行きました。
地元のヨットマンに尋ねても良い返事が得られなかった。 鴨池からフェリーにて垂水に往復したので、帰りに徒歩で近くの岸壁を探してみました。 参考になれば幸いです。
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マリンポートかごしま付近地図
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A停泊候補
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B停泊候補
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C停泊候補
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ポンツ-ンD 入り口に浅いところがあるので注意
ポンツーンの利用を勧めていない模様
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クルーズ客船専用岸壁
2023-9-10
2023年 春巡航の仲間たち
お城や歴史的なものを見学して回るのがクールジングの楽しみではあるが、もう半分は現地の人と知り合いになることである。 実際は地元ヨットマンから一方的にお世話になるばかりですけれども。 ここに写真に残っている人は少数で、他にも多くの人にお世話になっています。
特に、UさんとFさんはクル-ジング中にも関わらずに、油津に入院中の小生を枕崎からレンタカーでお見舞いに来ていただきました。 Uさんは冬期の大村での越冬係留や退院後の母港行きの付き添い同乗していただくなどお世話になり過ぎなほどです、ありがとうございました。
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Uさん、Nさん、小生 「ヨットひなせ」にて飲み会
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Nさん、 2回目の世界一周準備中 44fジャニューヨット
Nさんや串木野のヨットマンの皆さまには座礁後のクレーン吊上げ船底チェックにお世話になりました。 Nさんは串木野から枕崎まで出向いていただき坊津などに案内していただきました。 また、偶然に喜入でお会いしてヨット「ひなの」で楽しい飲み会をし、彼の家に泊めていただきました。 彼は2回目の世界一周準備中です。2回目も難しい東回りで行くそうです。チャレンジ精神がとてつもない。
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串木野のヨットマン お世話になりました
2023-9-11