船中八策

 

       船中八策 速魚による

                        
中国のバブル崩壊が迫っております。リーマショックの比ではないでしょう。これをきっかけに、アベノミクスはもちろん吹っ飛び、日本の財政問題が浮上して、ハイパーインフレになるかもしれませんね。戦後の苦しい時代のやり直しですか。災害多発の打たれ強い国民性ゆえに、立ち直りできますが、毎回毎回ご破算に願いましてとやるのはゴメンです

 参議院選挙の最中です。投票したい政党も見当たりません。こんな政策の政党が欲しいと優先事項順に 船中八策 をまとめてみました。具体的には各ブログ・ページをごらんください。この後に無いものは追加で載せるつもりです。

                                2013-7-6

 

 竜馬の船中8策

 

 

 

            選挙の公約・政治の訴え


 今度の選挙で自民党の候補者が道路脇で演説をしていた。聴衆は一人でしたが、、何を訴えるのかと立ち止まって聞くに。若手に属する候補者であるのに、道路・堤防など建設がらみの訴えばかりです。彼を最初の頃から知っています、改革を述べて政治の世界に入ったはずです。彼は結果的に比例当選を重ねる議員となりました。今では、昔スタイルの自民党の候補者になってしまったのかと思われます。
 その場で彼から握手をされて、支援者から分厚い公約パンフレットを渡されました。支持をしていないので、そのペ-ジをめくる気にはなれません。 また、緑の党の公約を知ると、そこにはゼロの題目が並んでいます。その一つにベイシックインカムがありました。気になる項目です。選挙中に、こちらに、その具体的な中身も伝わらず、強く訴えが聞こえてこなかったので、その公約は、とってつけたようなものだったのでしょう。 ついでに言いますと、小池さんは一言で、彼女の最大で唯一の政治目標・女性首相になるチャンスを失いました。 彼女の本質を分かってしまった庶民には彼女へ二度とチャンスを与えてくれないでしょう。


 小生のHPやブログでおこがましく竜馬にならい、速魚の「船中八策」などを書いています。 70歳を過ぎ、言語を口から発するのも不自由を感じている爺は、政治家を、もちろん目指しているわけではありません。田舎の爺爺放言です。 最近は総花的なものではイケナイと思うようになりました。 たった1点でそれが大きく展開して世の中を変えるものを選ばなければと考え直しています。 思い出せば、若いころ際立っている人々が、一点突破全面展開という言の葉を主張していました。左翼用語ですが一理あり。
 その点では、かって小泉さんは「郵政改革」のみを訴えて勝利しました。これまでに事例があります。 残念なことですが、今となっては郵便局がどう変わっても庶民には関係ないことです。取り上げた一点ですが、それは広がりをもたらすことに失敗した選択事例でした。庶民に何かを感じさせ結果を示したのは事実です。

 今回の選挙で、スジを通したとみられるだけでも3倍の躍進をした枝野さんの立憲民主党があります。立憲民主党による公約類の成果とは言えないでしょう。 誰にも分かりやすい一つの政策で大きな変革が遂げられるものを政治家が見つけて訴えてほしいものです。

 こんな田舎爺さんにも、そう言うなら対案を示せと突っ込まれそうです。一つのたたき台にでもなっていれば幸いです。それは....

 全国の中小零細企業を含めて全ての労働者が受け取る 「最低賃金を一五〇〇円」に上げることです。

 これで解決できそうなことは

1. 最低限のセ-フテイネットの構築になる。週休二日で八時間労働を二〇日間すれば 1500x8=1万2千円x20日=24万円の月給です。 
2. この給料なら年金・健保に個人加入できます。 加入をを義務にもできます。未加入者がゼロに。年金保険財政の健全化に貢献。
 学生のアルバイト給与も同様に上がることから、勉学時間が増える、また奨学金の借りる額も少なくて済み、卒業とともに返済する額が低下し、その後の人生設計が明るくなる。
3. 失業が長引いても安心、年金不足の老人でも不足分を働いて補えます。
4. 安い賃金の介護や保育園労働者などの賃金の底上げになります。介護や保育の充実向上になりそう。
5. 共稼ぎで働けば二人で50万円近くになり、生活も安定する、子供を増やそうかと考え、少子化に歯止めがかかる。その原因での日本衰退防止にも役立ちそう。
6.ブラック企業は無くなりはしませんが、減少しそう。それに代わって新しい企業が誕生して企業の良い入れ替えがおきる。それで一時的な失業が起きても安心。
6. 安心感が芽生えて、不安心理で停滞していた消費が上向き、老人・若者がお金を使い、良いお金の循環がおきるかも。GDPの増加。
9. 達成できずに先延ばししていた日銀総裁のインフレ目標が2%越えが達成できそう。しかし、これは間違った政策が、意に反して起きた数字ですので関係なし。


  2017-10-30



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1. 財政再建

   


   1000兆円の借金をせめて半減する。そのため10%の売上税の導入。


   80兆円の予算が組めるということなので、その範囲で支出を抑える。


   






2. 公務員改革

   


    キャリア採用制度の廃止。30歳初任とする。


   局長級人事は4年の限定雇用とする。もちろん内閣で管理する。


   地方公務員も同様の改革をする。

   文民統制の確立




3. 税制改革
   

   所得税・法人税の最高税率は20%とする。これは売上税とのセットとなります。


   10年に1度の回数で全員の税務調査制度採用。


   給与所得者の申告制採用。


   いかなる所得でも差別をつけない、譲渡所得の総合課税。


   税負担は金納のみではないので、老若の世代差別のない労働負担を創設する。


   番号制度の採用により個人企業とも納税記録を作成し、国からの援助を受ける
   ときは ;


    実 績により限度を設ける。


   農地の他への転用売却には過去10年分の宅地課税を実施する。耕作放棄地
   の接収


   して国有地にする。


   宗教法人の税負担の優遇廃止。







4. 福祉改革


   国保への統一、すべての民間の組合健保を廃止して、県単位への統合効率化を


   はかる。


   保険と年金はひとつに統合する。


   年金は基本6万円として、2階部分は国民年金基金を活用して本人の積み立
   てとして管理する。


   企業がそれに出すのはもちろんありです。


   6万円で老後を暮せるため、リゾートアイランド介護・刑務所介護の創設。


   生活保護は年金との整合性をはかり、金銭給付は6万円とする。あとは居室の
   提供とする。医療補助は1割負担とする。  


   財政は国の全額支給とする。事務は地方負担とします。生活保護の開始 まで


   3か月の期間を設けて精査する、その間は緊急避難のシェルターハウスを設け、


   居室と食事を無条件で提供する。


   借地借家法の改正。






5. 外交 ・ 軍事安全保障


   予備役の充実と郷土防衛隊構想。同盟を充実して日本の米軍基地を海陸空軍と


   海兵隊の4つに 縮小整理。


   外務省改革・在外公館の半減整理、課長以上の半数のを他の省庁と交互に
   交代。


   海外援助費の100億円以上は国会審議を得る。


   国連分担金は常任理事国以上には負担しない。


   情報部門を統合管理する情報庁の創設。


   海外緊急援助隊の拡大組織の創設。



   原発警備を厳重に自衛隊へ移管







6. 教育改革
   

   学制の改革 5-3-3-3-5制、


   私学助成の廃止、国立大学の授業料無料化ないし大幅減額。 


   海外留学の充実。


   国立大学の成績優秀者1割程度へのの生活費の支給。3割は学費の免除・
   奨学金改革


   デカンショ時代の再現、


   社会人の再教育を両輪とする教育。




7.. 雇用革改


   最低賃金を時給1000円にする。


   2週間程度のバカンス制度の採用。


   大卒限定採用の募集を禁止に。離職率の公表


   職務給を採用し、同一労働同一賃金を採用。


   派遣労働の禁止。フルタイムかパートタイムだけの区別に。


   年金・保険は雇用形態にかかわらず、全てから徴収。


   35-45歳の派遣労働者のキャリア教育と一定数の正社員採用の義務化。




8. 国政改革





   参議院選挙改革・廃止または選挙制度の改革へ、年代別・高額納税者に
  より選出。


   道州制にする。 国は外交安全保障の限られた分野に限定。


   首相公選制の採用。


   農林水産省を廃止して産業省に統合する。


   新トライアヌス法の制定


    主要企業に投資の1/3を国内投資へ義務化する




           2013-7-6





  





    はやめの船中八策の最後に

 龍馬をまねた政策について最後までお読みいただきありがとう
ございました。

日本は長期の戦略を考え実行することが今まで出来なかったし、
今後も出来そうにないので、また第2の敗戦を迎えそうです。
世界に誇る中堅層が優秀なことより、今まで将校の戦術的失敗や、
将軍の軍略の失敗も下士官の働きでなんとかやってきました。 
ご破算になって、また戦後の20年代が再来しますが、そこは
偉大な中堅層の活躍で何とかなってしまうと思います。財産を
失って一文無しになっても10年の辛抱で立て直しができるでし
ょう。日本は永遠に木造家屋の立て直しを続けていくのでしょうか?
西欧石造建築のよう蓄積して何百年も使っていくものにはなら
ないですね。

 今度の世代は長期の視野が見える人材を育て、強いリーダー
シップとノブレスオブリージュでやっていただきたいものです。 先の
長くない老人の思いです。


 

 ショパンの別れの曲です。 演奏 フジ子・ヘミング  4分


    http://www.youtube.com/watch?v=fKuv_Xp7BOc


  これを聞いても 他のところも 読んでくださいね。


           2013-8-30