パブリックコメントと提言




旧 パブリックコメントと提言

項目



石原都知事へ

上田埼玉県知事へ

小渕首相へ

国会議員(当時)へ
 民主党 上田議員、枝野議員、公明党 若松議員へ

小型船舶操縦士免許の提言

救命胴衣の常時着用の問題についての提言

船舶国籍証書及び仮船舶国籍証書の英語併記について提言

今回の震災の仮設住宅に提言










  何かちょっとした返事があると、提案したものには嬉しいものです。秘書
さんだと思いますが、上田埼玉知事、小渕首相、運輸省からは免許の件
で礼状をいただきました。

                  

 
パソコンが何台も変わったので詳しい資料がみつかりませんが、今までに
政治家や行政機関に提言やパブリックコメントをした記録です。

 1.石原都知事へ

1. カジノの設置
   30代以上が利用する、大人の遊び場として提案
 
2. 河川のボート係留
   プロムナードを整備している運河や河川にボートの係留を提案、
   財源対策にもなる。
 
3. 都の職員住宅の家賃化と民間開放を提案
   公務員住宅を廃止して家賃を徴収する。民間にも開放
 
4.. 福祉宝くじオンセ(ONCE)を提案
   スペインで行われているオオンセという盲目の人が売って、自活で
   きるくじを提案
 
5. 都民栄誉賞
   地下鉄サリン事件で活躍したニュース映像によく出る看護婦さん
   を推薦。
 
6. 公立学校自由入学説明会を提案
   港区の公立学校選択自由化につき公開説明会を提案
   市場原理(入学者数や評価による)教員給与を提案
 


  2.上田埼玉県知事

 航空自衛隊の入間基地を民間航空との共有空港化を提案



  3.小渕首相へ

 1. 海外援助隊緊急拡大構想を提案

 2. 福祉くじオンセを提案
 
 3. 公務員のキャリア制度廃止を提案



  4.国会議員(当時)へ


    民主党 上田議員、枝野議員、公明党 若松議員へ
  
  海外緊急援助隊拡大構想を提案

 

 




  5.運輸省へ

 



A) 小型船舶操縦士免許の提言

 運輸省海上技術安全局船員部船舶職員課御中




今回は障害者に対する免許の改正ということであるが.その前に現状の

問題点より考えていきたい.(注1)

 ●問題点とその改正点

問題点1.プロの免許とアマチュアの免許の区別がない.

現行は職業船員でも使える免許になっているので,コマ-シャルシップの

免許の概念をそのまま下に降ろした体系になっている.(注2)お金をもら

って乗客の安全を図らねばならないプロ船長と家族や友人とで楽しむ

レジャ-ボ-ト船長とは明確に区別されるべきである.



改正点1

   1種免許(アマチュア用)1級 全長10m以上の船舶,(特例1級は廃止)

        (アマチュア用)2級  全長10mまでの船舶

   2種免許(プロ用) 現行の1級(;2級以下は廃止する)



問題点2

ボ-トとヨットの区別がない.

現行ではボ-トの技術が中心で帆走技術は免許では殆ど無視されている.

速度の点でも5-6ノット(10km/h・自転車程度)のスピ-ドで十分

なヨットと20-30ノット(50km/h・自動車程度)で快走するボ-ト

では,相手にけがをさせる程度は大きな違いがあり、区別されるべきだ.

また,航行区域の制限はモ-タ-ボ-トのみで考えられており,

帆走で油の補給無しで航行できるヨットは考慮されていない.

(注3)




改正点2

 ヨットは金銭をもらう本来の意味の乗客を乗せるときのみ免許を

必要とする.モ-タ-ボ-トはプロとアマの免許を区別して制定する.



問題点3.

グルロ-バルな視点が欠けている.

ボ-トやヨットに免許や船検の制度を設けて規制している国は極めてまれ

である.先進国の米国,英国にはもちろん無し.



改正点3

 モ-タ-ボ-トのアマチュア用の免許は安全マナ-講習の受講で交付し

て実技試験は廃止する.プロ用は現行どうり法規実技試験を行う.



問題点4.誰にも明瞭に分かるという配慮が欠けている.

商船で使用されている総トン数により乗船できる船の大きさを区別して

いる関係で,測度の検査あるいは船検を受検しなければ庶民には明確

に乗れる船が分からない.

(総トン数の詳しく正確に説明をできる人は測度の検査にくる県の水産課

の人でも少ないのでは?)従って船の購入を決めるときに,大きなリスク

をしょって決断しなければならない時がある.


改正点4

 総トン数による区別を廃止する.船の全長でカタログにのっている数値

を使用する.バウスプリットやその他の付加物はその長さの1/4を全長

に加える.



問題点5.法規の処罰の規程が車と比べて重罪すぎる.

無免許違反の場合30万円以下の罰金で車と違い前科のつく処罰である.

改正点5

 法の公平な適用からいって車と同じ処罰に軽減する.



問題点6.大型艇に対する配慮が欠けている.

現行の免許を制定したときは,経済規模も小さく,また税制の関係もあり

30フィ-トまでの大きさの船が主流であったので,それに合わせた法令

になっている.消費税が制定された以降その制限が無くなり艇が大型化

している.

従って今は結果的に大型艇に対してその普及を妨げることになっ

ている.(注4)

改正点6

 アマチュアの免許には海外の現状を踏まえて150フィ-ト程度の

全長の艇にまでは乗れるようにすべきだ.



まとめ

 船の免許は車の免許と違い,運転する人でも他に船長が免許を

持っていれば免許はいらない.(シングルハンドで乗るときは必要ですが)

障害のある人は現状のようなアマチュア用の免許がないので,問題がある

のであり,免許が区別されれば簡単になる.さしさわりのある点を限定して

アマチュア用の免許を発行する.足りない点は補う

人が一緒に乗船する.

 免許

アマチャア1級  12m以上の全長のモ-タ-ボ-ト(ヨット除く)

アマチュア2級   12m未満の全長のモ-タ-ボ-ト(ヨット除く)

1級     総トン数20トン以下のヨット・ボ-ト

航行区域及び乗組基準

沿海(沿岸20マイル以内の国内)と外洋(国際航海)に簡略化

全長を基に乗組み基準を作成

 ●他の改正事項

プロ1級はそれ以上の上級免許の関係で,総トン数を使用しないと整合性

がとれないので使用していますが,欧米のプライベ-トボ-トの現状から

5級海技士の乗船履歴の条項を緩和して例えばプロ1級取得して3年の経過

(乗船履歴ではない)ぐらいにする必要がある.(長さによる規程も考慮する)

また、免許を大きく改正する際に船検も一緒に改正する必要があります.

理由は上記と重なることが多く結論だけを言いますと,

 船検改正点(注5)

対象船舶は事業を営む船舶でプレ-ジャ-ボ-ト・ヨットは除く.

船舶の全長をもって区別させ主要な指標とする.(登録長は不明確ゆえ

廃止する)(注6)

沿海と外洋(国際航海)の航行区域に簡略化する.

登録は県の水産課に一元化して検査機構も代行する.所有権の移転は

すぐに義務的に変更させる.(注7)

プレ-ジャ-ボ-トの備品は簡略化する.救命胴衣,浮環,携帯電話

又はVHF,消火器程度にする.検査機構(今でも民間会社)は法的義務

の無いサ-ベイヤ-業務に移行する。




以上障害者の免許改正について提言させていただきましたが、現行の

各級に分かれる小型船舶操縦士免許が制定されるおよそ30年程前には

単に小型免許操縦士の免許があったのみです。船検もありませんでした。

世の中も大きく変わってきました戦後の諸制度の根本的な改革が求められ

ています。そんな時代も有った訳ですので、海こそまさに自己責任が要求さ

れる最もおおきなグランドです。免許や検査のない登山やスキ-やダイビン

グに比べれば事故も少ないはずです。ここは船検も含めて大きく改革していた

だきたい。巷ではお金で買うに等しい免許、船のタンスのこやしに等しい膨大

で高価な船検備品、どちらもアンケ-トでもされればきっと役に立たないという

意見が多いと思います。国際法規の関係で海難救助の費用を事故者に対して

請求できないのが慣行かもしれませんが、プレジャ-ボ-トに対しては免許が

ないかわりその費用を弁済させる制度にした方が、また、船検については

製造物責任の法律が制定されていますので、それで十分どちらの制度も

現実的には機能すると思います。




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注1 身体検査の規定により視力、弁色力、聴力、身体障害などで免許の取得が

限されている。程度により補助手段を講ずることにより取得できる。
注2. 小型船舶操縦士1級から湖川小馬力小型船舶操縦士まで6階級のプロ職員
の免許制度。総トン数20トン以上の船舶には1級から5級の上級海技士の免許

ある。


注3.船の航行することのできる区域は遠洋、近海、沿海、限定沿海、平水、等と区
別されている。(沿海は陸岸より20海里の区域である)
注4.特例1級なる規定を設けて総トン数20トン以上の船舶にも大きな制限をつけ

乗船できるように改正している。これは本来の意味での小型船舶操縦士免許制定
の概念を根本から破壊するものです。この制度を利用するにも申請により船に対

る許可が必要で申請してみなければ結果が分からない。大型艇を買う前にはどう

断したらいいのでしょう?
注5 車の車検と同じように船検の制度がある。3年ごとに中間検査があり、6年目
は定期検査になる。船体、機関、属具、安全備品等のの検査がある。新造して沿

航行の資格をとる検査では備品などに200-300万の備品を買う必要が生じる。
注6.登録長は舵の軸心から船首材と甲板その接点の長さ
注7 総トン数5トンまでは小型船舶検査機構に、それ以上は県の水産課に登録す
る。


     その後の経過

 免許区分は、従来(平成15年6月以前)の一級から五級までの5区分から、ボート・ヨ

ト用の「一級」、「二級」と水上オートバイ用の「特殊」の3区分に再編されています

 

 

 

 

 




B)救命胴衣の常時着用の問題についての提言

運輸省海上技術安全局総務課殿




 関西のボ-トの事故を契機に、この問題が議論されるようになったとい

うことですが、果たして事故の起きるたびに、規制を強化していっていいも

のでしょうか? 昨年の中洲のキャンプ地での事故で、おそらく救命胴衣

を着けていたら何 人かの人は助かったかもしれません。今年になって、

キャンプをするのに免許や救命胴衣の所持・着用が決まったのでしょうか?

 海の事故は珍しいゆえにマスコミ受けして大きく採り上げられますが、

交通事故、山の事故、魚つりの事故、最近のいわゆる人身事故という飛び

込み鉄道事故などに比べれば、はるかに少なく社会的な影響も少ないの

が現状です。また陸の事故の延長線上で考えられ、車での規制を海に適

用する間違いを、マスコミの勉強不足と政治家の検討不足の上に規制が積

み重ねられてきています。今回の事故はオ-ナ-の船長としての資質に欠け

ることに原因があります。子供を乗船させるのに救命胴衣を着用させるのは

常識的なオ-ナ-の心得といえましょう、また船検備品には無いけれど、白波

が見えてきたときにはライフハ-ネス(規制があるゆえに法定備品以外のもの

を自主的に積む意欲の減退の一例)を搭載していて、子供に装着させるのも

オ-ナ-の責任といえましょう。車のように路上に停車させて修理を待つこと

など出来ない海では、オ-ナ-の自己責任の自覚なくしてどんなに規制を

強化しても、現実的には事故は減少しないし、船内スペ-スに余裕の無いほど

充分な法定備品を積み、身動きの出来ない重厚な救命胴衣で暑苦しい思い

をさせるボ-トが楽しい分けがありません。保安庁の巡視艇が目に入っている

時のみ、仕方なく救命胴衣を着けるだけで、肝心な時に着ける気持ちを失せさ

せるだけに終わりましょう。 グロ-バルスタンダ-ドが叫ばれる世の中です。

世界の物笑いになるような先進海洋国に無い規制をかけることには反対いた

します。海に関しては市場的にもその他あらゆることに後進国である自覚をも

つべきでしょう。規制によって得られる少数のものと、規制を受けることによる

大多数の不自由さと不利益とのバランスをよく考えて、規制をかけないでいた

だきたい。 将来には、きっと飲酒の事故で飲酒の規制が問題にあげられる

ことでしょう。そのときにはまた世界で始めての規制によりボ-トのレジャ-は

壊滅的な打撃をうけるでしょう。思い過ごしに終わりたいものです。.

  その後の経過

   常時着用に改正されました

 




 

 C)船舶国籍証書及び仮船舶国籍証書の英語併記について提言



小型船舶の海外購入が増えるにつき、国籍証書などの英文併記を提案、

総トン数によらず,全長で登録することなど提案する。

  その後の経過

 ヨットでは日本セーリング連盟の登録で代用、ボートはそれができないので、

運輸局の対応のようですが、やったことがないので不明です。








    D) 今回の震災の仮設住宅に提言



 キャンピングトレーラーが震災の仮設住宅にふさわしいので。宮城、

岩手、福島の仮設住宅の担当者あてに提言。 再利用もでき、建設にも

時間がかからないし、コストも安いのを説明した。あとで判明したことで

すが、有名外食チェーンのオーナーが資金の1部を面倒みてくれそう

でした。 もちろん私らの力ではなく、中に入ってお話をつけてくれた友

人の信用でした。私らの実力不足が明らかになった次第です。残念な

結果に終わりました。 今だに仮設から出ていけない状態が続いてい

ます。問題ですね。こんなに長期になるならふさわしくないかもしれま

せんが、震災後の短期間の間なら威力を発揮できます。

 






 












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